English
 文学部
 英文学科
 
教授
下村   伸子
SHIMOMURA Nobuko

Tel.075-531-9091

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その他の所属・職名
文学研究科 英文学専攻博士前期課程 指導教員
文学研究科 英文学専攻博士後期課程 授業担当教員

取得学位
文学修士  京都女子大学  1979/03/31 

学生及び受験生へのメッセージ
英語はコミュニケーションの手段であるばかりでなく、異文化理解を通して、深い学問と自己の内面への探求の門を開いてくれます。皆さんと共に学べることを楽しみにしています。   

研究分野
ヨーロッパ語系文学 

キーワード
アメリカ文学、現代アメリカ詩、アメリカ女性詩人 

研究テーマ
アメリカ女性詩研究  エミリ・ディキンスン、マリアン・ムーア、アメリカ女性詩人    現代アメリカ詩の先駆者的存在19世紀アメリカ女性詩人エミリ・ディキンスン20世紀モダニスト詩人マリアン・ムーアを中心としてアメリカ現代女性詩人を研究する。

著書
私の好きなエミリ・ディキンスンの詩  金星堂  126-137  2016/06  新倉俊一 編  978-4-7647-1160-0  Emily Dickinsonの現在の定本詩集、R. W. Franklin編のThe Poems of Emily Dickinson所収の1784篇の詩から各執筆者が一篇の詩を選び、その作品を中心にディキンスンの詩の独自性について論じるという企画の共著において、フランクリン番号700番の “The Way I read a Letter’s – this”を取り上げ、日本語に翻訳し、解釈を施した。先行研究を踏まえつつディキンスンによる数篇の「手紙」を題材とした詩との関連性を考察した。さらに最終連について二重の読みが可能であることを明らかにすることにより、詩人の書簡による外界との交流への希求と19世紀アメリカにおける書簡文化の一側面を論じた。 
エミリィ・ディキンスンの詩の世界  国文社  76-95  2011/03  新倉俊一  978-4772009645  「エミリィ・ディキンスンの『寂しい風景』」。アメリカ詩人エミリィ・ディキンスンが、彼女自身が生きた19世紀という時代と私たち読者の今という時代に映すものを見据え、ディキンスンが依って立つ彼女らしい詩の意義を論じた。ディキンスンが「寂しい風景」を通して考えるといったモチーフを持つ詩作品を選択して、それらのテキストで詩人が自らの時代の思想や言説を修正し、「寂しさ」を表現する過程を考察した。(新倉俊一編。共著者、朝比奈緑、鵜野ひろ子、江田孝臣、小泉由美子、武田雅子他15名) 
テクストの地平  英宝社  122-140  2005/03  富山太佳夫他編  978-4269750203  執筆担当「「深淵のドーム」—エミリィ・ディキンスンの空間詩学」)。ディキンスン独特の凝縮されたことばが表出する詩の風景を詩人の空間認識と構成の相対性から捉え、日常的な風景が異空間へと変貌する瞬間を表現するというディキンスンの空間詩学の試みの意義を考察した。(森晴秀教授古希記念論文集。富山太佳夫他編、共著者:石川慎一郎、岩瀬悉有、団野恵美子、中山文、服部典之、他35名) 
ことば・意味・かたち —英米文学-批評と読解—  愛育社  134-153  1993/04  上村哲彦他編  978-4750093017  執筆担当「エミリ・ディキンスンの<結婚を語る詩>」。ディキンスンが生涯で最も創作意欲に駆られていたと考えられる1862年頃に集中して書かれた一連の<結婚を語る詩>に関して、恋愛詩や宗教詩としての多様な解釈の可能性を検証し、そのテクストにディキンスンの詩人としての自己成長の意識が表出していることを考察した。(上村哲彦他編、共著者: 井上善幸、酒井信雄、佐野博美他18名) 
After a Hundred Years: Essays on Emily Dickinson  アポロン社  7-14  1988/05  日本エミリ・ディキンスン協会編    執筆担当 “The Wind After a Hundred years”。 南北戦争で亡くなった兵士を悼む一篇として解釈されてきたEmily Dickinsonの “After a Hundred Years”で始まる詩における隠喩と逆説的な表現に注目し、同様の隠喩を含む他の作品との関連性を考察しつつ、新たな解釈を試みた。(日本エミリィ・ディキンスン協会編、Dickin- son没後百年記念英語論文集、共著者:Amy Horiuchi, Takao Furukawa, Toshikazu Niikura, Masako Takeda, Martha L. O’keefe 他10名) 
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論文
エミリ・ディキンスンの「断念」の詩」--「より大きな機能」を垣間見て--  Essays & Studies  大学・研究所紀要  単著  第61, 22-31  2016/03  下村 伸子      エミリ・ディキンスンの「断念(Renunciation)」を定義した作品(F 782)の詩としての構造に注目して、詩人が「断念」とい言葉を定義しようとしたことの意味と背景を考察した。先行テクストや関連性のある定義詩を視野に入れて、ディキンスンが「断念」への志向と逡巡を交錯させつつ「より大きな機能(larger function)」を見出していくプロセスを論じた。 
「堅固な町の詩人--エミリィ・ディキンスンの海の詩における試み」  『英語英米文学論輯—京都女子大学大学院文学研究科研究紀要』  大学・研究所紀要  単著  第9号, 15-29  2010/03        エミリィ・ディキンスンの海の詩は複数の解釈の可能性が認められてきたが、Russell Reisingの文化批評の観点を再考、援用しつつ、詩の多義性や曖昧性を、19世紀アメリカの思想家エマソンの評論を始めとする同時代のアメリカ文学男性作家の作品と当時よく読まれた女性作家の作品における海のイメージと比較、検証した。ディキンスン篇の海の詩において、同時代のアメリカ思潮に対する受容と批判をいかに試みたかを論じた。 
「散文より美しい家」と「想像の庭」—アメリカ詩人エミリィ・ディキンスンとマリアン・ムーア—  『京都女子大学英文学論叢』(京都女子大学英文学会)  大学・研究所紀要  単著  第52, 1-26  2008/12  下村伸子      異なった時代に詩の創作を行った二人のアメリカ詩人ディキンスンとムーアが共有する「創作過程の流動性」について比較・考察した。各々の詩人の詩に対する考え、詩と散文の境界についての意識が示唆されている作品、また詩の主体の虚構性を問題とするテクストを比較し、詩人たちが、自己の言語芸術のプロジェクトを展開させていくうえで、伝統的な抒情詩の規範からの乖離を試みたことを論証した。 
エミリィ・ディキンスンの初期の創作における実験  『英文学論叢』(京都女子大学英文学会)  大学・研究所紀要  単著  第50, 13-37  2006/12  下村伸子      現実世界を認識しつつも詩の創作を可能にする非日常空間のヴィジョンを探求していた創作初期のディキンスンが、原稿を清書する過程で詩人として小さな実験を試行していたことを論証した。フランクリン版の草稿に注目することで詩の主体の声の問題を捉え、ディキンスンの初期の詩に表出する詩人としての実験と修正について考察した。(13-37頁) 
変容する空間—エミリィ・ディキンスンとマリアン・ムーア—  『英文学論叢』(京都女子大学英文学会)  大学・研究所紀要  単著  第47, 37-57  2003/12  下村伸子      19世紀の詩人ディキンスンとモダニズムの時代のムーアという二人のアメリカ女性詩人の自己演出性と詩の主体の位置の関連性を比較し、各々の詩人が、室内空間や風景の描出において、内面世界と外界が交錯する独自の詩的空間を構築し、それぞれの時代において新しい抒情詩の手法を模索したことを明らかにした。 
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研究発表
シンポジウム  The Significance of Tone--Looking Back on Past Translations in Japan  Emily Dickinson Dwells in China--Possibilities of Translation and Transcultural Perspective  2014/11/23  By looking back on past translations of the poems of Emily Dickinson into Japanese, we (Asahina and Shimomura) observe the choice of tone has been quite significant for it reception by a specific audience. 
学会発表  エミリィ・ディキンスンの「寂しい風景」を考える  日本エミリィ・ディキンスン学会第25回大会シンポジウム「ディキンスンと私たちが共有できること」(於早稲田大学)  2010/06  ディキンスンの「寂しい風景」をモチーフとしてもつ詩作品に着目し、詩人と現代の読者である私たちが共有しうる「寂しさ」を19世紀アメリカの思想や言説との関連性において捉えることを試みた。「エミリ・ディキンスンの『寂しい風景』」(『エミリ・ディキンスンの詩の世界』)として公刊したもの。(上記著書5参照) 
学会発表  “Dome of Abyss”—エミリィ・ディキンスンの空間詩学—  日本エミリィ・ディキンスン学会第20回大会シンポジウム「今考えるディキンスンの魅力」(於神戸女学院大学)  2004/06  「「深淵のドーム」—エミリィ・ディキンスンの空間詩学」(『テクストの地平』)として公刊したもの。(上記著書4参照) 
学会発表  変容する空間—エミリィ・ディキンスンとマリアン・ムーア—  京都女子大学英文学会2003年度大会(於京都女子大学)  2003/11  「変容する空間—エミリィ・ディキンスンとマリアン・ムーア—」(『英文学論叢』第47号)として公刊したもの。(上記学術論文11参照) 
学会発表  エミリィ・ディキンスンの詩的モノローグ—恋人/読者への告白—  日本エミリィ・ディキンスン学会第18回大会(於慶応義塾大学日吉キャンパス)  2002/06  「エミリィ・ディキンスンの詩的モノローグ—恋人/読者への告白—」(『英文学論叢』第46号)として公刊したもの。(上記学術論文10参照) 
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担当授業科目
大学  Grammar & Writing 
大学  Grammar & Writing I 
大学  卒業研究演習 II 
大学  卒業研究演習 II 
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教科書・教材
「ロマン派英米女性詩人選集」(英宝社)  2000/01/20  イギリス、アメリカのロマン派・ヴィクトリア朝の女性詩人47名の詩選集。近年英米での評価が高まり見直されている詩人たちを収録し、語義、作者の来歴等に関する注と、英米詩を読むための基礎的な知識についての解説を担当した。武田雅子、畠山智美と共編。 
 「紫水晶の思い出--ディキンスン詩集」(弓書房)  1990/04/01  ディキンスンの詩80篇の他に書簡やこれまで殆ど紹介されてこなかった断篇(Prose Fragments)を収録し、語義に関する注と作品解説を担当した。山川瑞明、武田雅子と共編。 
「本たちの小部屋」(南雲堂)  1985/01/25  イギリス児童文学作家 Eleanor Farjeonの短編集The Little Bookroomより7編を収録し、語義に関する注を担当した。佐治多嘉子、林桂子と共編。 
「エミリ・ディキンスン-詩と手紙」(弓書房)  1983/04/01  エミリ・ディキンスンの詩50篇と、代表的な書簡を収録し、語義に関する注と作品解説を担当した。山川瑞明、武田雅子と共編。 
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所属学会
国際エミリ・ディキンスン学会 2005/12-現在  国外
日本エミリィ・ディキンスン協会(現日本エミリィ・ディキンスン学会) 1982/04-現在  国内
副会長 2015/07/01-現在
理事 2008/04-現在
事務局長 2008/04-2012/03/31
日本アメリカ文学会 1980/04-現在  国内
編集幹事 2015/04/01-現在
関西支部地区委員 2011/04/01-現在