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 文学部
 史学科
 
教授
母利   美和
MORI Yoshikazu

Tel.075-531-9105
Fax.075-531-9105

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その他の所属・職名
文学研究科 史学専攻博士前期課程 指導教員
文学研究科 史学専攻博士後期課程 指導補助教員

職歴
彦根市教育委員会 博物館建設準備室 技術吏員  1985/04/01-1987/02/10 
彦根市文化体育振興事業団 彦根城博物館 学芸員(出向)  1987/02/11-1998/03/31 
京都大学人文科学研究所 非常勤講師  1992/10-1993/03 
京都大学人文科学研究所 非常勤講師  1993/10-1994/03 
彦根市文化体育振興事業団 彦根城博物館 史料室 主査(出向)  1998/04/01-2001/03/31 
京都橘女子大学 文学部 非常勤講師  1999/04-2001/03 
彦根市文化体育振興事業団 彦根城博物館 史料室 史料係長(出向)  2001/04/01-2002/03/31 
京都造形芸術大学 芸術学部歴史遺産学科 非常勤講師  2001/04-2002/03 
彦根市教育委員会 彦根城博物館 史料課史料係長  2002/04/01-2003/03/31 
京都女子大学 文学部 助教授
大学院文学研究科 博士前期課程 授業担当教員  2003/04/01-2007/03/31 
京都女子大学 文学部 准教授
大学院文学研究科 博士前期課程 指導教員  2007/04/01-2008/03/31 
京都女子大学 文学部 教授
大学院文学研究科 博士前期課程 指導教員  2008/04/01-現在 
京都女子大学 文学部 教授
大学院文学研究科 博士後期課程 指導補助教員  2011/04/01-現在 

出身大学院
同志社大学大学院  博士前期  文学研究科  日本史専攻  1986/03/31  修了  国内   

出身学校
同志社大学  文学部  文化史学科  1983/03/31  卒業  国内   

取得学位
文学修士  同志社大学大学院  1985/03/20 

学生及び受験生へのメッセージ
京都は歴史の素材、学ぶ環境の宝庫です。歴史の学びを通じて、歴史を考えることを身につけることで、自分自身と社会との関係を確かめ、これからの人生の糧としてください。   

研究分野
日本史 

キーワード
①近世藩政史
②幕末政治史
③井伊直弼研究
④近世官僚制研究
⑤近世身分制研究 

研究テーマ
近世大名家臣団の構造と身分  大名家臣団・官僚制・身分制・足軽・武家奉公人・郷士  2011- 
安政期政治動向の再検討  井伊直弼・公用方・衆議・公武合体・安政の大獄・間部詮勝・松平乗全  2013-  幕末維新期の政治動向の内、とくに安政の大獄をめぐる政治動向について、開国派(南紀派)・攘夷派(一橋派)など派閥掄の立場から二項対立的にとらえるのではなく、幕府、朝廷、家門・譜代・外様大名など、様々な立場の観点からとらえ直し、幕升政治史の再構成を目指す。
近世中後期淀藩藩政史の基礎研究  淀藩・稲葉家・上月家・竹林家・高野瀬家・家臣団・軍制・足軽  2014-  近世中後期に淀藩政を担った、淀藩家臣団の史料分析により、淀藩家臣団・軍制の構造、藩政施策などの基礎的研究をおこなう。

共同・受託研究実績
近世中後期上方支配における山城国淀藩の基礎的研究  母利美和  秋元せき・岩城卓二・梅田千尋・笹部昌利  2014-2017  共同研究  国内共同研究  国内の所蔵機関に伝存する淀藩関係史料の収集・分析、淀藩士上月家文書・竹林家文書・高野瀬家文書などの藩士家伝来史料の調査・分析により、関係史料の所在把握、家臣団・軍事組織の構造、下級武士の存在形態、京都所司代・大坂城番などの上方支配の実態、幕末期の禁門の変・戊辰戦争における淀藩の対応などの分析をおこなう。2017年度も継続。 
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研究費
京都女子大学所蔵「山城国淀藩士上月家文書」の調査整理、目録化①・②  2014-2017  学内特定研究  その他  研究経費助成  本学図書館で2013年度に購入した淀藩士家の古文書約1、850点の研究・公開にむけて、2014年度から3カ年かけて調査整理・目録化をおこない、2年度が経過し、調査を順調にすすめほぼ全体の8割の仮目録が完成し、2016年度で目録の最終原稿を作成し、2017年度の公刊する予定である。 
近世中後期上方支配における山城国淀藩の基礎的研究  2014-2016  科学研究費  基盤研究(C)一般  科学研究費  近世中後期に上方支配に従事した譜代藩の特質についての基礎研究として、山城国淀藩を事例に、現在確認される淀藩関係史料を総合的に分析することにより、淀藩の上方支配における役割を解明することを目的とする。 
京都女子大学所蔵文書(道修町文書・大坂小西九三家文書・伊勢一志郡伊倉津村文書)の調査整理・目録化  2013-2014  学内特定研究  その他  研究経費  本学図書館の未整理文書を前年度に引き続き、公開に向けて調査整理をおこない、目録を作成し、2014年に『史窓』71号に目録・解題を収録公刊した。 
近世大名家臣団における官僚制の基礎的研究  2011-2012  学内特定研究  その他  国内研究費  滋賀大学経済学部(受け入れ;宇佐美英機教授)における国内研修において、彦根藩の下級武士の存在形態を、官僚制・軍制・在地支配・身分などの問題と関係づけて研究を進めた。成果は、2012年に「近江国神埼郡種村「郷士」大橋家の身分と地域社会」(『滋賀大学経済学部附属史料館研究紀要』45号)、「近世大名家臣団の官僚制と軍制」(『史窓』70号)に著した。 
京都女子大学所蔵文書(京都醍醐町文書・伏見大坂町文書・八木清八家文書)の調査整理・目録化  2010-2011  学内特定研究  その他  研究経費  本学図書館が従来から所蔵していた未整理古文書について、公開にむけて調査整理、目録化をおこない2011年に『史窓』68号に目録・解題を収録公刊した。 
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著書
『福井県文書館資料叢書13 福井藩士履歴5』  福井県文書館  314-323  2017/02  母利美和    福井藩士の履歴資料集の解説文として、巻末に「『福井藩士履歴』編纂の歴史的意義」と題する文章を執筆。福井藩の「剥札」「士族」などの履歴資料が、近世中期に藩財政改革などと連動し人材登用の基本資料としての編纂され、単なる功績を記した奉公書ではなく、人事考課録として活用された可能性を指摘した。 
『江戸時代 近江の商いと暮らし 湖国の歴史資料を読む』  おうみ学術出版会  253-280  2016/03  母利美和  978-4-88325-589-4  近世初期に藩領拡大にともない、他領相給・隣接地域の監視、情報収集・他領争論の調停の任務を負った彦根藩郷士山本半左衛門家を中心に郷士と地域社会の関係を論じる。 
『安政の大獄の真実』  福井県鯖江市教育委員会  23-32,41-78  2016/03  母利美和    2015年5月23日,24日の両日に、鯖江市ど開催された間部詮勝シンポジウム「安政の大獄の真実-幕末史における再評価-」の講演・パネルディスカッションの記録集。 
『間部詮勝と幕末維新の軌跡』  鯖江市教育委員会  68-86  2015/03  母利美和    「安政の大獄と間部詮勝-安政五年上京の意義-」と題する講演記録。安政5年6月に老中に就任し、同年8月に条約調印の弁疏のため京都上京した間部詮勝の役割を、在江戸の大老井伊直弼との関係から検討した。弁疏の手段として、朝廷との交渉のため「虎の巻」「奥の手」(将来は鎖国に戻すこと)などを大老との間で合意し、事前に用意していたことを指摘した。 
『近江 愛知川町の歴史』第二卷  愛荘町教育委員会  6~50  2010/03  愛知川町史編纂委員会    近世編第一章 彦根藩のしくみ(第一節 彦根藩の成立/第二節 領主と村の関係/第三節 御用を勤めた家)、第六章 愛知川の幕末維新を分担執筆した。(6~50頁、)共著者:宇佐美英機、青柳周一、荒武賢一朗、豆田誠路、加藤基樹、上林直子、大木祥太郎 
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論文
史料紹介「薬種商八幡屋北村又三郎文書・大和国宇陀郡松川薬種商細川治助文書・伊勢地域関係収集文書」  京都女子大学史学会『史窓』  大学・研究所紀要  共著  71, 65-100  2014/02  母利美和・塩澤美穂・柴田祐希・鷲見敦子  0386-8931    京都女子大学図書館が所蔵する古文書の内、薬種商八幡屋北村又三郎文書(27点)・大和国宇陀郡松川薬種商細川治助文書(145点)・伊勢地域関係収集文書(42点)の文書目録および解題。 
近世大名家臣団の官僚制と軍制-彦根井伊家の場合-  京都女子大学史学会『史窓』  大学・研究所紀要  単著  70, 23-59  2013/02  母利 美和  0386-8931    近世大名家臣団における軍事編成と官僚制の関係を、井伊家家臣団を事例に分析。井伊家では、近世初期に領分確定にともない幕府軍役に応じた先手2備・本陣備・左右2備・後軍1備の「六陣五軍」軍団編成が確立され、近世後期には京都守護の「急発」に対応した21騎1備の「小手分組」2備が「六陣五軍」の内から選抜編成されたが、基本的に幕末期まで「六陣五軍」の編成が維持された。近世後期には、海防に伴う幕府からの軍備増強の要請に対応し、家中総動員による実働を前提とした軍事編成が家老衆議により構想され、kれをうけて主命により「御陣立書」が提示された。その編成は、基本的に組付士は主人と役騎馬・従者がともに行動し各備に配属されること、家中が勤める平時の「役義」は、軍事に際して配分される「御役割」と密接な関係にあることを指摘した。 
「近江国神崎郡種村「郷士」大橋家の身分と地域社会」  滋賀大学経済学部附属史料館『滋賀大学経済学部附属史料館紀要』  大学・研究所紀要  単著  45, 19~42  2012/03  母利美和      近世村落における「郷士」の存在形態; 近江国神崎郡種村に居住した在村「郷士」大橋家の事例から、武家奉公人化や足軽化などの過程を経ず「村」に生活基盤を置いたまま、「武士」身分を獲得した近世身分制社会における「個」(自己認識)と「村」や周辺村、自・他領主などとの関係(他者認識)を検討することにより、自称「郷士」のような元地侍層が近世の地域社会の中で果たした役割や身分的位置付けを検討した。大橋家は、居住する「村」や周辺村々の有力百姓(多くは旧地侍層)の協力を得ながら何度も苗字帯刀を願い出、そうした地域社会での関係から、「村」内部のみならず村落間紛争の調停を果たしたり、領主側の要求から領分境での紛争回避の役割を担うことがあったが、近世において「村」内部の土地所有など「百姓」としての利権を有している者が、「郷士」などの由緒をもとに自領主・他領主に限らず「武士」身分を獲得しても、「村」集団における利権にかかわる事案では、あくまで「村」からは「百姓」身分として対処されたことを指摘した。 
「彦根藩足軽組の軍事編成と組織運営」  京都女子大学史学会『史窓』  大学・研究所紀要  単著  69, 27~67  2012/02  母利美和      ② 武士社会における足軽身分の位置づけ; 近年、足軽は譜代足軽や役方下役に従事する一部を除き、多くは普請など単純労働に従事する短期的奉公をつとめる日雇層という認識から武家奉公人の一階層であると見解があるが、番役以外の「武役」を日常的に重視して「武役」技量向上につとめ、一方で各役方下役など多様な「役儀」を果たす彦根藩足軽組組織の事例をしめし、「武士」社会における足軽の多様性を指摘した。彦根藩の各足軽組がすべてこのような自律性を有しつつ、近世を通じて「武役」「役儀」を心掛けて「御奉公忠勤相続」に務めていたかは、今後の検討課題であるが、藩政機構の中で彼らの一部が実務的下級官僚として不可欠な存在となっていたことは、彦根藩が二代直孝以来、「役儀」に対する主体性や「侍之作法」を重視する「御家風」を形成し、つねにその「御家風」への回帰をはかる改革を繰り返してきたことと無関係ではないとした。 
研究展望「高木昭作『日本近世国家史の研究』-「役」による政治的身分編成の再考-」  『日本史研究』  学術雑誌  単著  591, 48~60  2011/11  母利美和      近世身分制社会論の研究動向を整理し、近年の身分的周縁論が「武士」「平人(百姓・町人)」などの「中核身分」に属さない「周縁社会」を過度に評価する傾向を批判し、高木昭作氏が提唱した「役」による身分編成とは、近世国家成立期において近世権力が様々な社会集団を、政治支配における基本的枠組みとして「町(町人)」「村(百姓)」を様々な集団内の諸職業民への階層意識や差別意識を内包させたまま行政区分として承認したもであること、また「町人(百姓)」身分は個々の「町(村)」が決定したためその構成員は多様であるのと同様に、「武士」身分も「武士」の集団(家中)が決定し、「武士」身分の規定は個々の「武士」集団により異なることを指摘した。 
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研究発表
学会発表  近世後期の藩権力と政治的意思決定-彦根藩を中心に-  名古屋大学近現代史研究会大会報告  2016/07/10  近世後期~幕末期の諸大名における政治改革と政策意思決定の変容を、(1) 彦根藩における軍制・政治改革の動向と意思決定のあり方、(2) 幕府要職就任譜代藩における「公用方」の役割 -彦根・会津・鯖江の比較-、(3) 文久2年の幕政改革以降の諸藩における「周旋方」の成立経緯の三つの観点から分析し、とくに各藩における「公用方」「周旋方」など、対外交渉・国事周旋活動に従事した人員構成と意思決定への関与に注目することで、①藩主役儀に関する幕政意思決定への藩主意思に「公用方」「公用人」が深く関与したこと、②外様藩における国事周旋は、重臣を含め藩主側近の取り立てによる「周旋方」の設置により、主体的かつ積極的な情報収集・周旋活動をおこなう藩がある反面、国事関与が受動的な藩では、「周旋方」は設置されるが、藩上層部が意思決定に関与する傾向があることを指摘した。 
講演  安政の大獄-間部詮勝と井伊直弼  間部詮勝シンポジウム「安政の大獄の真実-幕末史における再評価」  2015/05/23  安政の大獄における、老中間部詮勝と大老井伊直弼の立場・行動・連携について再検討し、間部・井伊らが、それぞれの側近を通じた連携により、京都所司代酒井忠義や関白九条尚忠との調整をおこない、大獄を進めたことを明らかにした。 
講演  井伊直弼と徳川斉昭-対立の構造と真意-  ひこね市民大学講座  2015/03/14   
学会発表  彦根藩具足師春田家と地域社会  近世地域史フォーラム2009年度例会  2009/11/28  江戸時代に彦根藩井伊家の武具御用を代々勤めた具足師(彦根藩の扶持人)春田家の居住地、山塚村における身分的地位について分析。村内百姓との春田家への「殿付」呼称争論、「村方一統絶交」争論を経て、藩が春田家は百姓身分であるが、「苗字帯刀御免」の者として、村内での礼譲のあり方を命じたことを明らかにし、地域社会における身分的地位は必ずしも村共同体が極めるのではなく、藩御用を勤める者の身分的地位を藩が村に要請する場合があることを指摘した。報告の一部は、『近江 愛知川町の歴史』第二卷 第一章、第三節「御用を勤めた家」に収録した。 
学会発表  下級武士・陪臣・武家奉公人の研究課題    -彦根藩を事例として-  日本史研究会7月例会テーマ「「下級武士研究の現状と課題―足軽・陪臣・武家奉公人―」  2007/07/21  下級武士・陪臣・武家奉公人の存在形態や再生産構造は、近世後期には城下周辺の百姓・町人との身分的移動が活発となり、これらの階層が身分的には武士と百姓・町人の中間的身分として強調されてきた。しかし、彦根藩では各階層の役儀内容を「侍中」と同様に明確に位置づけて労働の質を確保し、勤務実態を履歴として記録し、永年功労としての身分取立をおこなうことにより、「家中」の一員として位置づけ再生産する体制をとっていたことを指摘し、各藩での個々の実態解明から、地域格差や領主個々の身分の位置づけがどのような原因で異なるかの解明が必要であるとした。 
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担当授業科目
大学  史学基礎演習A 
大学  日本古文書ⅠA 
大学  日本古文書ⅡA・日本古文書ⅡC 
大学  日本史演習ⅠA 
大学  日本史演習ⅡA 
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教育実績
科研費研究「近世山城国淀藩の基礎的研究」での淀藩士竹林家文書の学外調査  2016/11/02-2016/11/26  科研費での古文書調査のため、史料所蔵者宅へ将来大学院進学・学芸員を目指す学生ととも赴き、古文書ラベル貼付作業を実施し、実践的調査を経験させた。 
科研費研究「近世山城国淀藩の基礎的研究」での淀藩士竹林家文書の学外調査  2015/12/12-現在  大学院における日本史演習Ⅴでの史料調査演習を踏まえ、学外史料の現地調査に参加させることにより、実地経験を積むよう配慮した。 
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社会活動
特定非営利活動法人 彦根景観フォーラム賛助会員  2008/07-現在  地域の景観と町づくりの調和を考えるNPO法人の一員として、「足軽辻番所の会」の部会運営に参画し、定期的な講演活動をおこなっている。 
特定非営利活動法人 彦根景観フォーラム副理事長  2004/08-2008/07  城郭都市彦根の歴史的景観の保存・活用を市民活動の視点から計画・サポートする法人の設立に参画し、当該期間に福理事長を務め、法人運営に従事した。 
歴史学と博物館のあり方を考える会会員  1996/04-現在   
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所属学会
日本史研究会 1981/04-現在  国内
編集委員長 2012/04/01-2013/10/25
編集委員 2008/10-2010/10

委員歴・役員歴
滋賀県五個荘町史編集委員(1987~1992)
滋賀県五個荘町博物館建設委員(1993~1995)
新修彦根市史編纂委員会 近世専門部会員(1997~2007)
滋賀県愛知川町史編纂委員会 近世部会執筆委員(2003~2008)
滋賀県野洲市立歴史民俗資料館・銅鐸博物館 博物館運営協議会委員(2006~現在)
滋賀県東近江市 博物館運営協議会委員(2007~2014)
鯖江市間部プロジェクト相談役(2011~2014)
彦根市歴史的風致維持向上協議会委員(2011~現在)
独立行政法人日本学術振興会科学研究費委員会専門委員(審査委員)(2015~現在)