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 文学部
 外国語準学科
 
准教授
中西   恭子
NAKANISHI Kyoko

職歴
韓国・東国大学日語日文学科 専任講師  2005/03/01-2007/02/28 

出身大学院
東京外国語大学  博士前期  地域文化研究科    2001/03/31  修了  国内   
ソウル大学  博士  国語国文学科  朝鮮語学  2003/08/31  修了  国外  大韓民国 

出身学校
一橋大学  法学部  国際関係学科  1983/03/31  卒業  国内   

取得学位
文学博士  ソウル大学  2005/08/30 
言語学修士  東京外国語大学  2001/03/27 

学生及び受験生へのメッセージ
日本語を母語とする人にとってコリア語(韓国語、朝鮮語)は日本語に次ぐ身近なことばです。「英語のほうが身近では?」- 確かに、最近ハングルを目にする機会が増えたとはいえ英語の比ではありません。でも本当にそうでしょうか?答えを知りたい人はぜひコリア語クラスへ。   

研究分野
朝鮮語学 

キーワード
朝鮮語の接続語尾、連体形語尾、与格助詞、副詞等の類似表現、発音指導をめぐる諸問題について。 

著書
ハングルの歴史  白水社    2007/03      四六版、全260頁 原著者は朴永濬・柴政坤・鄭珠里・崔炅鳳。ハングル創製以前から最新のネット言語に至るまで、韓国語表記の変遷を読み物風にまとめたもの。ハングル創製をめぐる葛藤が、『朝鮮王朝実録』に沿ってドラマ仕立てに再現され、また、「ハングルは本当に世宗が作ったのか」、「ハングルは本当に独創的な文字か」といったハングルに関する素朴な疑問に対し、わかりやすい説明が施されている。正書法をめぐるハングル派と正音派の論争も、主要人物に焦点を当て、興味深く描かれている。 
近代東アジアのグローバリゼーション  明石書店    2006/07      四六版、全266頁 マーク・カプリオ編 立教大学で開催された「広がりゆくグローバリゼーションの歴史」というワークショップでの報告を中心に、日米中印の学者がそれぞれの視点からアジアにおけるグローバリゼーションの歴史を説いたもの。うち、英語からなる論文(原著者は、マーク・カプリオ、デニス・フリン、プラセンジット・ドゥアラ、アレクシス・ダッデン、楊大慶)を日本語に翻訳した。 
コリアン・ディアスポラ  明石書店    2005/03      原著者はソニア・リャン。朝鮮総連系在日朝鮮人の社会で生まれ育った著者が、朝鮮新報社の記者として行ったインタビューや、いわゆる「在日文学」に描かれた在日朝鮮人たちの姿を通して、その生と思想を「ディアスポラ」という観点から分析した社会学の書。特に、日本社会からも総連系社会からも距離を置いた視点、そしてジェンダーによるディアスポラ経験の特殊性にまで踏み込んだ点が本書の特徴と言えよう。四六版、全219頁。 
韓国語アップグレード ―もぎたてのソウルマル―  明石書店    2004/02      四六版、全218頁 本書は、韓国での留学生活をエッセイ風に記しながら日本語の文に韓国語表現を埋め込んだ、まったく新しい形の学習書である。読み進むうちに、韓国語の単語や言い回しが自然に身につくよう工夫した。初級レベルの単語は極力省き、大学の講義などで接する機会の少ない若者ことばも積極的に取り入れた。コラムの形で筆者のこれまでの研究成果を盛り込み、中期朝鮮語の基礎知識や方言に紙面を割くなど、専門性にも意を用いた。 
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論文
ㅎパッチムの音価と表記に関する一考察 ー朝鮮語教育の視点からー  『朝鮮学報』  学術雑誌  単著  240, 1-24  2016/10        朝鮮語の終声指導に際し,最も説明に困るのがㅎパッチムであろう。現代語で語末にㅎをもつ単語が히읗のみということもあり,初修学習者にその発音が[히읃]であると納得させることはなかなか容易ではない。しかしそもそもそれ以外の,現在‘ㅎ’で表記されている語幹末音も本当に[ㄷ]なのか。筆者はㅎパッチム表記法の変遷,ㅅパッチムの音価をめぐる先行研究などを調べていく過程で,ㅎパッチムの音価を[ㄷ]とみなす現行“標準発音法”の規定は一種のフィクションではないかとの疑問を抱くに至った。 本稿はㅎパッチムの真の音価が何で,その表記に‘ㅎ’という文字をあてることが果たして適当なのかという問題について,日本語の促音,撥音,長音との対比をとおして考察を試みたものである。その結果,ㅎパッチムの音価を潜在的な有気性と有声性をもつ/Q/とみなし,それが後続音によって[ʔ],[n],[h],[ɦ]といった異音をもつと考えることで,‘ㅎ’をめぐるさまざまな音韻現象が説明できることを示した。また,このような音を表す文字として最も適当なのが‘ㆆ’であろうことも併せ提示した。 
現代朝鮮語の副詞化'-게'と'-이'類について  京都女子大学『人文論叢』  大学・研究所紀要  単著  64, 15-32  2016/01        現代朝鮮語にあって'-게'は副詞形語尾、'-이'類は副詞派生接尾辞とみなされ、例えば깨끗하게と깨끗이などは意味の上で何ら違いがないと説明されることが多い。本稿では'-게'と'-이'類の置換えが可能なもの、不可能なものに加え、置換えによって意味に違いが生じる文の検証を通じて、その統辞論的、意味論的違いを示した。 
'해서', '하니까', '하기 때문에'について ―使い分け指導に向けて―  『朝鮮語教育 ―理論と実践―』  大学・研究所紀要  単著  7, 6-31  2012/03         
韓国語の文法教授法に対する一考察 ―伝統式と語基式―  京都女子大学『人文論叢』  大学・研究所紀要  単著  59, 1-16  2011/01         
現代韓国語の「与格」助詞-에게について―日本語「に」との対照を中心に  京都女子大学『人文論叢』  大学・研究所紀要  単著  58, 19-34  2010/01        本稿では、日本語の「に」と韓国語の-에게を対象に両者の意味領域を調査し、その異同から-egeの特徴を探った。さらに本来-egeが用いられるべき位置に現れた-eの特徴を考察することで上の論を補強した。 
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研究発表
学会発表  語幹末ㅎの音価について  朝鮮語教育学会第64回例会  2014/12/21  韓国語の現行「標準発音法」は、消極的表現ながらもㅎの終声を/ㄷ/と定めている。これに従うなら、例えば좋습니다は[졷씀니다]となるはずである。しかし同法は別項で、ㅅが後続した場合、例えば닿소であれば[다쏘]になると例示しており、これにより좋습니다は[조씀니다]が正しい発音ということになる。また、現代韓国語では語末にㅎをもつ語は히읗のみで、それさえ이が後続すると[히으시]となる(디귿, 지읒, 치읓, 티읕についても同様)ため、終声ㅎの指導は矛盾を内包した説明にとどまらざるを得ないのが現状である。本発表では、ㅎの終声が本当に/ㄷ/なのかという問題意識から出発し、日韓の音韻論・音声学の先行研究をもとに、日本語の「っ」「ん」などとの対照を通して、その音価が潜在的な有気性をもつ/Q/であること、それを表す文字としてはㆆが最も適切であることなどを示した。 
学会発表  「因果関係表現」の使い分け指導について-'해서', '하니까', '하기 때문에'を中心に  朝鮮語教育研究会  2011/12/03   
学会発表  ‐어서と‐니까の指導に関する一提案  朝鮮学会  2006/10  本発表では、連結語尾-eoseoと-nikkaの的確な使い分けのためには、文末制約のある場合以外はとりあえず-eoseoを用いるよう指導し、-eoseoも可能であるが-nikkaがより自然だという場合については、中級レベルで網羅的に指導してはどうかとの提案を行った。-nikkaがより自然とされるのは、「旧情報」なり「丁寧さ」故ではなく、「契機性」なり「根拠」という-nikka独自の意味的機能故であるとの見解も示した。 
学会発表  中期朝鮮語の与格標示について ―敬語法との関係を中心に―  朝鮮学会  2005/10  本発表では、①現代語kkeの起源はs ge(sge)ではなくs gui(sgui)であること、②少なくとも15世紀にはs guiとsguiに使い分けが存在していたこと、③sgeungeの用例はすべて尊敬の与格標示とはみなしがたいということ、④sgeが場所性の強い漢字に対応していることなどを指摘した。 
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担当授業科目
大学  コリア語ⅢA3 
大学  コリア語ⅢB1 
大学  コリア語ⅠA1, コリア語ⅠB1 
大学  コリア語ⅡA3,コリア語ⅡB3 
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教科書・教材
ふじのちゃんのコリア語入門ー会話編ー  2017/01/30   
ふじのちゃんのコリア語入門ー文法編ー  2017/01/30   
京女生のためのコリア語入門―基礎・文法編―  2014/03/30  『京女生のためのコリア語入門―文法編―』を『京女生のためのコリア語入門―実習・発音編―』との対応を考慮して改訂したもの。 
京女生のためのコリア語入門―実習・発音編―  2013/03/30  京都女子大生の興味・水準に合わせて執筆・制作した韓国語の入門書。『京女生のためのコリア語入門-基礎・文法編-』(2010/3)に対応。(私家版) 
京女生のためのコリア語入門―文法編―  2010/03/31  京都女子大生の興味・水準に合わせて執筆・制作した韓国語の入門書。(私家版) 
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