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 文学部
 史学科
 
教授
早島   大祐
HAYASHIMA Daisuke

その他の所属・職名
文学研究科 史学専攻博士前期課程 指導教員
文学研究科 史学専攻博士後期課程 指導教員

取得学位
博士(文学)  京都大学  2001/07/23 

研究分野
日本史 

著書
人を歩く 足利義満と京都  吉川弘文館    2016/10       
足軽の誕生  朝日新聞出版    2012/10       
『室町幕府論』  講談社    2010/12      下剋上の世にあって弱体なイメージが強かった室町幕府。しかし、天龍寺、相国寺、相国寺七重大塔、北山第、守護創建禅院なども含めて、この時代は、院政期以来、久々に登場した大規模造営の時代でもあった。このような大規模造営の時代を支えた、室町幕府の実態を、首都京都の誕生をキーワードに、公武関係史、国家財政史、対外関係史の視点から多角的に明らかにした(全288頁)。 
『首都の経済と室町幕府』  吉川弘文館    2006/11      本書は南北朝動乱を経て、幕府と朝廷の拠点が置かれた京都を首都と定置。首都京都の誕生によって、そこから派生する公武関係、幕府財政、流通経済、都市住民などの問題を南北朝から織田政権期までのタイムスパンで多角的に論じたものである。内容は下記1~7論文を軸に、新たに次の5本の論考を加えて構成している。新稿の題名と概略は次の通りであり、いずれも単著である。 「公武統一政権論」 室町中期に幕府が朝廷の祭祀・儀礼へ財政援助する体制が完成していたが、そのような形態はいつ、どのようにできあがったのか。この点を鎌倉時代の状況も踏まえつつ、南北朝動乱以降の祭祀・儀礼の遂行状況から分析し、義持政権期の応永の外冦に見られる外交危機と飢饉などの社会問題が、幕府に朝廷、寺社の祭祀の重要性を認識させ、以後、助成が恒常化したことを明らかにした(8~36頁)。 「割符と隔地間交通」 東寺文書に残された割符文書の分析、具体的には割符に押された印や符牒の検討をもとに、中世割符の性格が紙幣的役割を果たしたというよりも、都鄙間の荷物輸送の便宜として用いられたことを明らかにした。中世の都鄙間交通は割符の使用により支えられていたのである(100~134頁)。 「応仁の乱後の復興過程」 従来、町衆の自治が高揚する時期として描かれた戦国期の京都について、乱後の復興に30年以上の時間が必要であり、その後も疫病・火事などに町衆は苦しめられ、そのことが祇園会山鉾の運営の原動力となっていたことを明らかにした。祇園会再興の問題やそれを支えた人々の動向を、発展段階論や自治の展開などの理論的解釈ではなく、当時の人々が直面した戦後復興の側面から実証的に解明した研究で、祇園会新論というべき論考(258~292頁)。 「戦国期京都の惣町と町組」 上掲「応仁の乱後の復興過程」の視点をもとに、それを支えた町や町組の人々の動向を共同体の形成という角度から検討したもの。具体的には戦国期には惣町という共同体はいまだ組織としては未熟であり、むしろ戦後復興の危機に直面した町が寄り合った町組というあり方にこそ、この時期の住民結合の特質があることを明らかにした(293~313頁)。 「京都西郊地域における荘園制社会の解体」 幕府政所執事伊勢家が京都西郊の被官たちに発給した文書が、一通に八人の宛名を書いたものであることに注目し、それが宛名の八名で回覧して読まれたものであり、15世紀中葉の武家被官化が、これら地域のネットワークをそのまま取り込むかたちで進められたことを指摘、この時期に進展した武家による被官化が、このような衆としての被官化により、一層、進展していたことを明らかにした(314~335頁)。 以上の論考をもとに、従来、明瞭なイメージが形成されなかった室町幕府とその時代について、首都京都という視点から、その構造や特質を明らかにした(全343頁)。 
勝山清次・早島大祐著『京都大学文学部所蔵和書目録』  京都大学    2005/03      京都大学文学部が所蔵する和書の整理・分類したもの(全218頁)。 
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論文
一揆と徳政  岩波講座日本歴史  その他  単著    2014/09         
『甲賀市史 二巻 甲賀衆の中世』  甲賀市  その他  共著    2012/02  早島大祐       
「東久世庄増位家小伝」  『立命館文学』  大学・研究所紀要  単著  624  2012/01  早島大祐       
「戦国期研究の位相」  『日本史研究』585号、日本史研究会  学術雑誌  単著    2011/05        16世紀史研究を中近世移行期研究という大きな流れにどのように位置づけるかという点を、戦国期の権力論と社会体制論をめぐる研究史をもとに分析し、時代区分論に自覚的な研究が必要であることを強調した。(136~151頁) 
『近江日野の歴史 第二巻中世編』  日野町  その他  共著    2009/12        第一章第四節「蒲生貞秀の登場」 日野の在地領主日野家が、室町幕府との接触を通じて、湖東の一領主に止まらない活躍を見せたことを、蒲生貞秀の一生を通じて明らかにした(88~118頁)。 
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教科書・教材
室町幕府論  2010/12/10   
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