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 文学部
 英文学科
 
教授
佐伯   惠子
SAEKI Keiko

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その他の所属・職名
文学研究科 英文学専攻博士前期課程 指導教員
文学研究科 英文学専攻博士後期課程 指導教員

取得学位
博士(文学)  奈良女子大学  2009/12/24 

学生及び受験生へのメッセージ
英語を学ぶ楽しさ、英語で文学や文化を学ぶ喜びを味わって下さい。英語を通して新しい世界の扉をひとつひとつ自分の手で開いていきましょう。教員もお手伝いしますが、主役は貴女です。   

研究分野
ヨーロッパ語系文学 

著書
『T.S.エリオット詩劇と共同体再生への道筋』  英宝社    2012/02      学位論文を公表するもの。 
「詩劇――共同体の再生をめざして」  研究社 A5総頁408 pp.95-112 (編集者 高柳俊一、佐藤亨、野谷啓二、山口均『モダンにしてアンチモダン ――T.S.エリオットの肖像』)    2010/11  佐伯惠子    T.S.エリオットの詩劇について総括的に論じた。 (共同執筆者 池田栄一、圓月勝博、太田純、小原俊文、加藤文彦、久野暁子、、佐伯惠子、他16名) 
「日常世界への回帰――『一族再会』から『カクテル・パーティ』へ――」  英潮社 A5総頁376 pp.266-295 (編著者 池田栄一、佐藤亨、田口哲也、野谷啓二『ポッサムに贈る13のトリビュート――T.S.エリオット論集』)    2004/10  佐伯惠子    詩劇に野心を抱き続けた詩人としての視点にとどまらず、社会の人々に働きかける文化人やキリスト教徒としての視点、さらには苦悩するひとりの人間としての視点がエリオットの詩劇の土台を形成している、という観点からエリオット劇の全体像を捉える。ここでは『カクテル・パーティ』を中心に据えて、『一族再会』との相違点に着目しつつ、彼が描こうとした人間の生き方、人生の有り様を概観し、『カクテル・パーティ』をエリオット詩劇の重要な転換点と位置づけた。 (共同執筆者 室井光広、荒木映子、佐藤亨、山本勢津子、島田協子、佐野仁志、田口哲也、池田栄一、阿部公彦、北沢格、佐伯惠子、松本真治、野谷啓二) 
「17年後の帰郷がもたらしたもの――T.S.エリオット「風景詩」を読む――」  開文社出版 A5 総頁数410 pp.157~176 (編集者 林康次『アメリカ帝国と多文化社会のあいだ――国際比較文化フォーラム21世紀』)    2003/12      エリオットがアメリカを去って後17年ぶりの帰郷をきっかけとして生まれたこの作品は、幼少期の無垢なる風景を極めて素直に描写しており、『四つの四重奏』に結びつく重要な詩であるだけでなく、イギリスとアメリカの間に視点を据え、その両者の意味を捉え直そうとした彼の精神の軌跡を浮き彫りにしているという点で重要である。前期詩群と後期詩群の間に置かれ、ほとんど注目されることのなかった一連の小さな「風景詩」を取り上げ、エリオットにとってのアメリカを考察した。  (共同執筆者 戸澤健次、河野良太、加藤好文、林康次、米山益巳、前川裕治、前田一平、元山千歳、森岡隆、佐伯惠子 他12名) 
「病める妻――アーサー・ミラー『最後のヤンキー』の場合――」  英宝社 A5 総頁数368 pp.301~316 (編集者 吉田幸子、横山茂雄『女性と文学』)    2000/11  佐伯惠子    ミラー作品の女性像は、黙々と家庭を守る妻と男を誘惑する女の2種類にほぼ固定されてきたが、『最後のヤンキー』に到って変化を見せる。病める夫とそれを抱きとめる母性の体現者としての妻という従来の夫婦関係の描き方を改め、夫と妻が自ら苦悩しつつ変わってゆき、その変化が互いに良い影響を与え合う過程が描かれたという点で、ミラーの長い劇作史の中で画期的な作品として『最後のヤンキー』を位置づけた。 (共同執筆者 吉田幸子、鏡 ますみ、斎藤美和、森順子、中尾真理、藤井佳子、和田綾子、横山茂雄、塚崎玲子、小田敦子、兼中裕美、丸山美知代、太田純、森岡裕一、西垣内磨留美、大野光子、竹本憲昭、佐伯恵子、伊達桃子、佐々木徹) 
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論文
「「女嫌い」「女殺し」の系譜――T.S.エリオット作品の女たち――」  京都女子大学英文学会『英文学論叢』  大学・研究所紀要  単著  60, 1-21  2016/12  佐伯惠子       
「混沌の自画像――T.S.エリオットの殉教詩――」  京都女子大学英文学会『英文学論叢』  大学・研究所紀要  単著  58, 48-67  2014/12  佐伯惠子      T.S.エリオットが1914-15年に書いた3つの殉教詩を取り上げ、そこに見られる激しい自虐と加虐の描写に注目し、2度目の留学に旅立つ直前から、第1次世界大戦により図らずもロンドンに定着することになる時期のエリオットの内面に混沌と渦巻く「激しい呵責」と「罪意識」を重ねて分析した。 
「Finishing the Pictureで劇を書き終える――Arthur Miller最晩年の劇――」  京都女子大学大学院文学研究科紀要『英語英米文学論輯』  大学・研究所紀要  単著  13, 1 - 16  2014/03  佐伯惠子      Arthur Millerの最後の作品Finishing the Pictureを、そのひとつ前の劇Resurrection Bluesと比較しつつ論じ、Miller劇の最晩年の特徴について考察した。 
「諷刺と警告の書――アーサー・ミラー『復活ブルース』――」   県立広島大学 『県立広島大学人間文化学部紀要』 第6号B5 総頁数226 pp.143-156  大学・研究所紀要  単著    2011/02        ミラーの最後から2番目の作品『復活ブルース』を取り上げて論じた。これは中南米の架空の国を舞台とし、毒のある諷刺と笑いを含んだ劇であるが、その背後に現代社会に対する真摯な批判と警告を込めた作品であることを明らかにした。 
「エリオット詩劇概観」  日本T. S. エリオット協会 『T. S. ELIOT REVIEW』 第21号 A5 総頁数 123 pp.35~52  その他  単著    2010/11        T.S.エリオットの詩劇第3作『カクテル・パーティ』をテーマにしたシンポジウムで行なった発表に基づいたもの。『カクテル・パーティ』を中心にして、エリオットの詩劇を詩と評論との係わりで論じると共に、エリオットの詩劇全体における宗教的イメージについて明らかにした。 
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研究発表
学会発表  「Finishing the Pictureで劇を書き終える」  第50回日本アメリカ文学会全国大会  2011/10/08  アーサー・ミラーの最後の作品Finishing the Pictureを取り上げる。舞台設定もテーマも劇の雰囲気も全く異なる前作Resurrection Bluesと比較しつつ、両者に共通する主人公の位置づけや劇的手法、個人的体験の投影などに注目し、ミラー晩年の特徴と最後のメッセージを明らかにしようとするものである。 
シンポジウム  「60年目の『カクテル・パーティ』再読」  第22回日本T. S. エリオット協会全国大会  2009/11/07  シンポジウム「『カクテル・パーティ』再読」の司会・報告者を務めた。上演60周年の本年、本作品を取り上げ、作品自体を様々な角度から分析・再読を行うと同時に、28年前に本作品の上演に係わった演出家を交えて、現代の視点からこの作品が持つ価値について多角的に論じた。 
学会発表  「「モラリスト」T.S. Eliotの演劇デビュー―― 野外劇The Rock から見えてくるもの――」  第44回日本アメリカ文学会全国大会  2005/10/15  T. S. エリオットの劇『岩』を取り上げ、同時期にエリオットが発表し続けていた共産主義や金権政治で腐敗した当時の社会に警鐘を鳴らすコメンタリーと合わせて分析した。その上で、『岩』の中に共同体再生のメッセージを読み取り、モラリストとしてのエリオットの側面に注目した。 
学会発表  「Prufrock以上 "Gerontion"未満――Inventions of the March Hareにおける認識の瞬間」  第30回中・四国アメリカ文学会大会  2001/06/16  エリオットの初期詩のもとになった手書きノートを取り上げ、前期詩の中で重要なテーマとなっている語り手の自己認識について考察した。とりわけ"Prufrock's Pervigilium"の語り手が直面する自己の内奥に潜む狂気の瞬間に着目した上で、その狂気の内容を3つの殉教詩の中に探った。 
シンポジウム  「Inventions of the March Hareをめぐって:認識の瞬間―"Prufrock"以上 "Gerontion"未満」  第13回日本T. S. エリオット協会全国大会  2000/11/03  エリオットの初期詩のもとになった手書きノートを取り上げ、前期詩の中で重要なテーマとなっている語り手の自己認識について考察した。とりわけ"Prufrock's Pervigilium"等に自己の内奥に潜む狂気の瞬間が描かれた後、現行の初期詩集からは削除されたことに注目し、このノートの意義を探った。 
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その他研究業績
「作家の足跡――T.S.エリオット」①②③  2017/01-2017/03  その他  単独  『キャッツ』の原作者であるT.S.エリオットに関する紹介コラムを執筆した。第1回「エリオットの生涯をたどる」、第2回「エリオットが紡いだ詩の世界」、第3回「エリオットの詩劇――穏やかな晩年へ――」 
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担当授業科目
大学  国際交流基礎講義 
大学  卒業研究演習Ⅰ 
大学  Research Seminar I 
大学  Advanced Research SeminarⅠ 
大学  Basic Research SeminarⅠ 
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所属学会
日本英文学会 1990/04-現在  国内
日本T.S.エリオット協会 1988/04-現在  国内
事務局長 2016/04/01-現在
日本アメリカ文学会 1984/12-現在  国内
日本アメリカ文学会関西支部編集部事務局幹事 2015/04/01-2017/03/31