English
 発達教育学部
 教育学科 心理学専攻
 
教授
箱田   裕司
HAKODA Yuji

リポジトリへのリンク

その他の所属・職名
発達教育学研究科 心理学専攻博士前期課程 指導教員
発達教育学研究科 教育学専攻博士後期課程 指導教員

取得学位
文学博士  九州大学  1988/03 

学生及び受験生へのメッセージ
自分を信じ、新しいことにチャレンジしよう   

研究分野
実験心理学 

キーワード
認知心理学、記憶、注意、認知の個人差 

研究テーマ
ストループ・逆ストループ効果、Navon 課題、有効視野課題を用いた注意の研究  ストループ課題、逆ストループ課題、Navon 課題、有効視野  2013-2015 
大局的・局所的処理モードと認知スタイル  グローバル処理、ローカル処理、認知スタイル、Navon 課題  2014-  本研究では、グローバル・ローカル処理モードと認知スタイルとの関係、およびグローバル・ローカル処理訓練が認知スタイルに及ぼす影響を調べる。
肥満症と認知的コントロール  肥満症、認知的制御、ストループ・逆ストループ干渉  2016-2018  認知的干渉課題を用いて肥満症の背景にある認知的メカニズムを研究する

共同・受託研究実績
視覚パターンの記憶とプロトタイプ形成過程の研究  箱田裕司  中溝幸夫・安藤満代  1989-1990  受託研究  企業からの受託研究  安藤満代・箱田裕司 (1997)蝶・蜂画像の認知におよぼす特徴の貢献度 基礎心理学研究, 16, 12-20. 
視覚パターンの記憶とプロトタイプ形成過程の研究  箱田裕司  中溝幸夫・安藤満代  1988-1989  受託研究  企業からの受託研究  箱田裕司・安藤満代・中溝幸夫 「蝶図形の認知とカテゴリー化」 心理学研究, 64, 9-15. 
情動的ストレスが人間の環境認知機能に及ぼす影響  箱田裕司  大上渉・大沼夏子  1998-1999  受託研究  企業からの受託研究  大上渉・箱田裕司・大沼夏子・守川伸一 (2001)不快な情動が目撃者の有効視野に及ぼす影響 心理学研究, 72, 361-368. 
詳細表示...

著書
心理学の神話をめぐって―信じる心と見抜く心(邑本俊亮・池田まさみ編) 第4章「凶器を持った犯人を記憶しにくいのはなぜ?―目撃研究をめぐる神話」  誠信書房  p.83-p.98  2017/10  箱田裕司  978-4-41431119-8  凶器を持った犯人の顔は再認しにくいという、いわゆる凶器注目効果が文字通り凶器に注目し、長く見るためだという通説を批判的に検討した自らの研究に基づき、有効視野(認識できる空間的範囲)が凶器によって狭窄するためだと言う主張を分かりやすく説明したもの 
公認心理師入門:知識と技術 知覚・認知心理学  日本評論社  32-35  2017/08  箱田裕司  978-4-535-90446-0  国家資格「公認心理師」カリキュラムの心理学発展科目と位置づけられている、「知覚・認知心理学」に含まれる事項と概要、現場で活用する場合の留意事項について述べた。 
超高齢社会を生きる―老いに寄り添う心理学  誠信書房  147-150  2016/12  箱田裕司  4-414-31118-7  健康長寿の実現に対して心理学からどのような貢献ができるのかということについて専門家が、日本心理学会公開シンポジウムで行った発表をまとめたもの。 本書の編集に携わり、本書の最後に「衰える体・近づいてくる死に高齢者はどう向き合うのか」というタイトルで、高齢化の果てに待ち構える「死」の受容について述べた。 
英語教育と認知心理学のクロスポイント  北大路書房  149-150  2016/02  箱田裕司・松本亜紀  978-4-7628-2915-4  本書の佐久間康之氏による第2章「外国語活動経験者の母語(日本語)および外国語(英語)におけるストループおよび逆ストループ効果:小学5年から中学3年の認知発達的特長」について、我々のストループ・逆ストループ研究の成果に基づき、批判的検討を行った。 
本当のかしこさとは何か:感情知性(EI)を育む心理学  有斐閣    2015/02       
詳細表示...

論文
Selective impairment of basic emotion recognition in people with autism: discrimination thresholds for recognition of facial expressions of varying intensities.  Journal of Autism and Developmental Disorders  学術雑誌  共著  doi.org/10.1007/s10803-017-3428-2  2018  Song, Y., & Hakoda, Y.      自閉症スペクトラム(ASD)を持つ人たちが表情再認の障害を見せるのかどうかについては議論がある。このことを調べるために、高機能自閉症と診断された14人の人たちと17人の定型発達の人たちを用いて研究を行った。モーフィング技術を使って真顔から6つの基本表情(喜び、悲しみ、驚き、嫌悪恐怖)との間の表情強度が次第に増加する顔を使い、表情判断が正確にできる表情強度の個人差を測定した。その結果、ASDの子どもは、対照健常群の子どもに比べると、怒り、嫌悪、恐怖表情の正しい認知に必要な表情強度が高かった。この結果は、ASDの子どもが基本表情の認知がおしなべて障害を受けているわけではなく、むしろ選択的に障害をうけていることを示している。 
実験室の内と外との相互作用とその意義  心理学評論  学術雑誌  単著  60/ 4  2018/03  箱田裕司      日本学術会議が2014 年と2017 年に発表した,報告と提言である「大学教育の分野別質保証のための教育課程編成上の参照基準:心理学分野」と「心理学教育のあるべき姿と公認心理養成―公認心理師養成カリキュラムの公表を受けて」に学術会議会員として関わってきた。その過程で心理学の可能性と意義についてさらに心理学実験室の内と外との相互作用の必要性とその意義について考えたことについて述べた。 
感情知性をどう育てるか―大学教育の革新―   東北大学高度教養教育・学生支援機構紀要  大学・研究所紀要  共著  3, 65-73  2017/03  小松佐穂子・箱田裕司  2189-5945    頭の良さの物差しであったIQに代わって感情知性(Emotional Inteligence:EI)と言う概念が注目されている。大学教育ではこれまで主に専門性を身に付けることを重視してきたため、EIは重視してこなかった。しかし、昨今、企業でもEIが注目されており、大学においてこれを育てることが求められている。ここでは大学教育においてこれをどう育てるかという問題について、その方法と問題点について検討した。 
An fMRI study of the functional mechanisms of Stroop/reverse-Stroop effects.  Behavioural Brain Research  学術雑誌  共著  290, 187-196  2015  Song, Y., & Hakoda, Y.       
Lack of global precedence and global-to-local interference without local processing deficit : A robust finding in children with attention-deficit/hiperactivity disorder under different visual angles of the Navon task.  Neuropsychology  学術雑誌  共著  29, 888-894  2015/11  Song, Y. & Hakoda, Y.    10.1037/neu0000213  通常、Navon課題では大きな文字が小さな文字よりも認知されやすい。ところが、ADHDの実験参加者を用いて調べたところ、グローバル処理優先性は認められず、むしろグローバル処理に障害があることが認められた。 
詳細表示...

研究発表
シンポジウム  公認心理師カリキュラム案の問題点  公益社団法人日本心理学会第81回大会公開シンポジウム  2017/09/22  公認心理師カリキュラムが持つ問題点について洗い出し、今後改良すべきことについて提案した。例えば、卒論が求められていない、実験の時間数の問題、諸科目を統合する科目の不在、実習場所の確保が困難であるという問題、本来多領域の現場で活躍する人材の養成なのに医療に偏っているということなどについて指摘し、5年後の見直しに向けて改善策を考える必要があるとの提案を行った。 
シンポジウム  学術会議での議論から社会のための心理学を考える  日本認知心理学会大会社会連携シンポジウム「社会の中での認知心理学の受容と齟齬:もう一つの社会につながる心理学を目指して」  2017/06/04  学術会議での心理学に関する議論、とりわけ教育課程編成上の参照基準に関する議論に照らして、公認心理士の教育カリキュラムに何が求められるのかについて話題提供を行った。 
学会発表  Effect of reduction in color perception on Stroop and reverseStroop interference  ICP 2016 31st International Congress of Psychology  2016/07/27  高齢者における色彩知覚能力の低下がストループ干渉・逆ストループ干渉にどのような影響を及ぼすか調べた研究。 
その他  Stroop & Reverse-Stroop interference as cognitive control: The possible underlying mechanisms and applied perspectives (Symposium sponsored by Toyo Physical Corporation)  ICP 2016 31st International Congress of Psychology  2016/07/27   
学会発表  Navon letters processing affects cognitive style task performance  ICP 2016 31st International Congress of Psychology  2016/07/26  Navon 課題のグローバル情報あるいはローカル情報を処理することが、認知スタイル課題(ロッド・フレームテスト)にどのような影響を及ぼすか明らかにした。 
詳細表示...