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家政学部
生活造形学科
教授
山岡 俊樹
YAMAOKA Toshiki
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名誉教授授与大学名
和歌山大学
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その他の所属・職名
家政学研究科 生活造形学専攻博士前期課程 指導教員
家政学研究科 生活環境学専攻博士後期課程 指導教員
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職歴
(株)東芝 1971/04/01-1998/09/30
和歌山大学 1998/10/01-2014/03/31
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出身大学院
千葉大学 博士後期 自然科学研究科 環境科学専攻 1991/03/31 修了 国内
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出身学校
千葉大学 工学部 工業意匠学科 1971/03/31 卒業 国内
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取得学位
学術博士 1991/03/31
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職務上の実績
認定人間工学専門家
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学生及び受験生へのメッセージ
デザインはユーザに価値を与える役割があります.一方,人間工学は人間と機械の調和を考える学問で,デザインの土台となります.例えば,文字の高さを決めたいとき,文字高=視距離/200の人間工学の式があります.厳密性はありませんが,デザインする上役立つ人間工学のルールです.このような人間工学の様々な情報.法則を学ぶことにより,質の高いユニバーサルデザイン,ビジュアルデザイン,製品デザイン,サービスデザイン等を行うことができます.このデザインと人間工学を学んでみませんか.
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研究分野
サービスデザイン
デザイン(情報デザイン,ユニバーサルデザイン,UIデザイン,UXデザイン)
人間工学(メンタルモデル,観察工学,ユーザインタフェース,システム論,他)
製品開発(マーケットリサーチ)
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キーワード
サービスデザイン,製品デザイン,ユニバーサルデザイン,ユーザ体験デザイン,ユーザインタフェースデザイン,情報デザイン,デザインマネージメント,メンタルモデル,観察工学,システム論,ヒューマンエラー
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研究テーマ
サービスデザイン サービス,システムデザイン,顧客満足 2005-
メンタルモデル structural model, functional model 2005-
デザイン方法論 デザインプロセス,システム設計方法 1998-
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共同・受託研究希望テーマ
サービスデザイン 産学連携等、民間を含む他機関等との共同研究を希望 技術相談,共同研究
デザイン(サービスデザイン,ユーザ体験デザイン,製品デザイン,ユニバーサルデザイン,情報デザイン,デザインマネージメント,ユーザインタフェースデザイン) 産学連携等、民間を含む他機関等との共同研究を希望 技術相談,共同研究
メンタルモデル 産学連携等、民間を含む他機関等との共同研究を希望 技術相談,共同研究
ユーザビリティ 産学連携等、民間を含む他機関等との共同研究を希望 技術相談,共同研究
製品開発 産学連携等、民間を含む他機関等との共同研究を希望 技術相談,共同研究
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共同・受託研究実績
サービスデザイン(しじら織(徳島)のデザイン展開) 山岡俊樹 2016-2017 その他
サービスデザイン(鉄道高架下空間の活用デザイン) 山岡俊樹 2015-2015 受託研究 その他
監視画面のデザイン 山岡俊樹 2014-2015 共同研究 国内共同研究
デザイン開発 2012-2014 共同研究 国内共同研究
ソーシャル・サービスデザイン評価体系化研究 2011-2012 共同研究 国内共同研究
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研究費
時間モデルの追加によるメンタルモデルの拡張化とデザインへの応用 2017-2020 科学研究費 基盤研究(C)一般 科学研究費補助金 近年、サービスデザインが我々の生活に影響を持ち、時間の要素が重要になっている。この時間をTemporal model(時間モデル)として提唱し、従来のメンタルモデルの構造モデルと機能モデルに、この時間モデルを追加して、メンタルモデルの概念を拡張化する。この拡張化により、平面から立体へと幅広く、視野を持つことができ、複雑化し大型化したシステムに対してもデザインすることができるようになる。4つの提案ポイントは次の通りである。①時間の概念の再構築(種類、状況下)、②時間モデルを加えたメンタルモデルの拡張化、③構造・機能モデルと時間モデル の関係の明確化、④拡張化されたメンタルモデル活用デザインガイドラインの作成。
安全な自転車利用促進を目指す循環型社会の新しい交通システム構築のための基盤研究 2012-2015 科学研究費 科研,基盤研究(B)
メンタルモデルの骨組みの解明とそれに基づくメンタルモデル設計手法の構築 2011-2014 科学研究費 基盤C
自然現象に基づく感性豊かなインタフェースデザインに関する調査 2008-2009 その他 新エネルギー・産業技術総合開発機構,平成20年度「エコイノベーション推進事業」
生鮮部門バックヤード改善プロジェクト 2008-2009 その他 (財)社会経済生産性本部,サービス産業生産性協議会,平成20年度サービス産業生産性向上支援調査事業
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著書
サービスデザイン 共立出版 1-148 2016/06 山岡俊樹 978-4-320-07198-8 理論編と事例編に分かれている.理論編ではサービスデザインの考え方,方法が述べられている.事例編では,サービスデザインを実践した企業の11例が紹介されている.
デザイン人間工学の基本 武蔵野美術大学出版局 2015/04 山岡俊樹(編著),岡田明,田中兼一,森亮太,吉武良治
デザイン人間工学―魅力ある製品・UX・サービス構築のために― 共立出版 全頁 2014/03 山岡俊樹 デザインと人間工学を融合させた新しいフレームワークを提唱した.そのデザインプロセス,デザイン項目,事例に基づき,論理的にデザインする方法である.
デザイナー、エンジニアのためのUX・画面インターフェースデザイン入門 日刊工業新聞社 全7章の内,主に 1章,2章,3章,6章を担当 2013/09 山岡俊樹,前川正実,平田一郎,安井鯨太 論理的に決められた手順に従って行えば,あるレベルのデザインができる様に配慮されている.つまり,誰でも情報のデザインができる様に,考え方,方法および活用事例が記述されている.
Ergonomics in Asia: Development, opportunities and Challenges CRC press 177-183 2012/04 山岡俊樹,他 担当章 (A proposal for three useful methods of GUI design usability evaluation) GUIデザイン用に3つの評価方法(チェックリスト,SUM,ユーザビリティタスク分析)を提案して,その有効性を実証した.
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論文
サービスデザインを構築する」に寄せて 日本感性工学会論文誌 学術雑誌 単著 15/ 2, 1 2017/11 山岡俊樹 サービスデザインの概念,歴史的必然などを述べた.
サービスデザイン構築方法 日本感性工学会論文誌 学術雑誌 単著 15/ 2, 2-7 2017/11 山岡俊樹 本論では,サービスの構築方法について述べた.本論は以下の3つの骨組みから構成されている. (1) サービスはその複雑性からシステムであり,システムデザインの方法を活用するのが良いと考えた.そこで,著者が提唱しているシステム・製品開発方法である汎用システムデザイン方法に基づいて,サービスの現場で要求されるサービスデザイン構築方法を述べた. 汎用システムデザインは「目的→手段→実現」という大きな枠組みからとらえることができる.また.この枠組みは制約条件による絞り込みという視点からも理解することができる. (2)サービスデザインの定義として,「UX(ユーザ体験),ストリー(物語)や意味性他を介して,人間に係る様々な要素をサービスとして統合し,人間に対する価値あるシステムにする作業」と定義した.サービスの定義は「生産者と消費者がやり取りをする有機的システム」である. (3)サービスによる利益をあげる方法は,サービスによって新しい価値を創造することであり,もう一つは,サービス生産性の向上を図ることである.この2側面からサービス構築の方法について言及した.
論理力と発想力によるイノベーション デザイン学研究 特別号 学術雑誌 共著 l25-1/ 97, 40-48 2017/08 山岡俊樹,前川正実 グルーバル化,サービス社会に於いて,新しいデザインの視点によるイノベーションが望まれている.この新しい視点とは論理力であり,感性力を含めた目利き力である.モノ作りは,広くとらえるとシステム構築となり,論理力によりなされる.目利き力とはモノの良し悪し,つまりその価値を判断できる能力のことである.デザインを包含した商品価値を見極める力とも定義できる. 本論ではこの論理力と目利き力を概説し,論理力に基づくシステム構築方法と目利き力を作る方法(教育など)を説明した.
メンタルモデルの個人差が製品の選択評価に及ぼす影響-ユーザビリティと見た目を指標として- 日本感性工学会論文誌 大学・研究所紀要 共著 15/ 4, 531-536 2016/08 西崎 友規子,土井 俊央,山岡 俊樹
Design and ease of use: Analysis of individual differences in mental models Applied Human Factors and Ergonomics 2016 学術雑誌 共著 6 2016/07 Y. Nishizaki, T. Doi and T. Yamaoka
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研究発表
学会発表 FCAの活用によるユーザ属性に対応した色の嗜好性の分析 第13回日 本感性工学会春季大会 2018/03/28
学会発表 メンタルモデルの時間的変容から考えるサービスデザイン 第13回日 本感性工学会春季大会 2018/03/27
学会発表 システム設計・制約条件に基づくサービスデザイン方法の精緻化 第13回日 本感性工学会春季大会 2018/03/27
学会発表 A Basic Consideration Of Evaluation Method And Construction Model Of Mental Model The 7th International Conference on Kansei Engineering & Emotion Research (KEER 2018) 2018/03/21
学会発表 新しいサービスデザインの提案 平成29年度日本デザイン学会第4支部研究発表会 2018/01/20
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担当授業科目
大学 デザイン概論
大学 デザイン人間工学
大学 デザイン実習Ⅰ
大学院 造形意匠学特別研究Ⅰ
大学院 造形意匠学特論ⅠA
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教育実績
1,2回生のデザイン志望の学生に対する指導 2016/04/01-2018/03/31 1,2回生のデザイン志望の学生に対して,デザインに関する基礎事項(レンダリングの描き方等のスキル,デザインの考え方他)を指導し,各種デザインコンペや山岡研のPJにも参加してもらい,実力をつけてもらっている.
ゼミ生に対するデザインと研究課題の積極的推進 2016/04/01-2018/03/31 3回生と4回生のゼミ生の課題(デザイン,人間工学研究他)の成果を国内外の学会で発表できるように指導している.学会発表の場合,論文の書き方,発表の仕方を指導している.国際学会の場合は,英語による論文の書き方,発表の仕方を時間をかけて行っている. 又,研究室主催の「デザイン人間工学報告会」を毎年開催し,社会人と共に,ゼミ生は研究やデザイン成果を発表している.
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教科書・教材
サービスデザイン 2016/06/25
デザイン人間工学の基本 2015/04/01
デザイン人間工学 2014/03/25
UX・画面インタフェースデザイン入門 2013/09/30
論理的思考によるデザイン 2012/02/29
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社会活動
愛媛県・内子のスギ材のデザイン活用 2017/11/27-現在 スギ材を活用した弁当箱他の開発,及びブランディング化
第4回ヒューマンファクターシンポジウム,基調講演 2017/10/06-2017/10/06 鉄道関係者が集まるJR西日本主催第4回ヒューマンファクターシンポジウムにて基調講演を行った.
人間工学専門家認定機構(CPEサロン関西)にて,講演 2017/10/04-2017/10/04 日本人間工学会・人間工学専門家認定機構(CPEサロン関西)で講演を行った.
特定非営利法人「人間中心設計推進機構」にて,デザイナー/エンジニア向けの講演を実施 2017/10/04-2017/10/04 人間中心設計推進機構(HCD)主催講演会,70デザイン項目基礎講座」「人間工学基礎講座」を行った.
パッケージ要求仕様の絞り込み 2017/09/14-2018/03/02
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所属学会
サービス学会 2013/04-現在 国内
ヒューマンインタフェース 2000/04-現在 国内
日本人間工学会関西支部 2000/04/01-現在 国内
評議員 2017/04/01-2018/03/31
感性工学会 1999/04-現在 国内
理事 2017/10/02-現在
Human Factors and Ergonomics Society(米国人間工学会) 1994/01-現在 国内
人類働態学会 1988/04-現在 国内
日本生理人類学会 1988/04-2014/03 国内
日本人間工学会 1982/04-現在 国内
日本デザイン学会 1982/04-現在 国内
評議員 2016/04/01-2018/03/31
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委員歴・役員歴
中小企業庁・特定ものづくり基盤技術デザイン技術検討委員会・委員
独立行政法人製品評価技術基盤機構,生活安全ジャーナル,編集委員
独立行政法人製品評価技術基盤機構,回機械技術解析ワーキンググループ,委員
一般社団法人 人間生活工学研究センター,人間工学デザインプロセス国際標準検討委員会,委員
Human Computer Interface International2014,プログラム委員
AHFE International Conference 2014, プログラム委員