研究発表
公開件数:25件
No. 学内分類 発表テーマ 発表会議名 発表日 概要
1 学会発表
赤ちゃんとの接触・育児経験に関する調査
日本乳幼児教育学会第26回大会
2016/11/27
 本研究は,原田(2006)の調査の一部を参考に実施した調査結果(瀬々倉.2015)に,さらに別の女子大学生を対象とした調査結果を加えて,二つの女子大学の学生を対象とした調査結果を検討することにより,現代の女子大学生の赤ちゃんとの接触・育児経験の傾向を理解しようとしたものである。  両大学とも,育児に関する基礎知識の有無に関係なく,赤ちゃんとの接触経験よりも,赤ちゃんの育児経験が不足しており,これは原田の調査結果とも共通した課題であることが明らかとなった。
2 学会発表
英国における家庭訪問支援に関するインタビュー調査-心理職の関わりを中心に-
FOUR WINDS乳幼児精神保健学会 第18回全国学術集会 弘前大会
2015/11/01
 日本では2009年から「こんにちは赤ちゃん(乳児家庭全戸訪問)事業」が開始されており,生後4ヶ月までの乳児がいる全戸に,地方自治体から保健師,助産師等の訪問員による家庭訪問支援が行われている。この事業には,深刻な育児不安や産後うつ病等のスクリーニング,子育て支援事業の情報提供の役割がある。なお,訪問員の職種は自治体によってばらつきがある。  臨床心理士である筆者は,当該事業実施の前から市町村保健センターの母子保健事業の一環として,保健師,保育士らと共に家庭訪問を行ってきたが,その際の目的は,スクリーニングに留まらず,さらに踏み込んだ危機介入,母親の出産前から行われている相談関係の継続維持等である。このような試みは国内では希である。 そこで,古くから家庭訪問による親子支援が行われている英国において,心理職の家庭訪問支援について支援者等と対話形式のインタビューを実施し,その結果について報告した。
3 学会発表
Towards Partnership of Early Home-visiting Services by Maternal and Child Health Sector and by Child Welfare Sector in Japan; what is the problem and how can it be resolved?
World Association for Infant Mental Health 14th World Congress
2014/06
 母子保健領域における訪問援助について,訪問する職種やその方法などを兵庫県下の2市について調査した。
4 シンポジウム
「保健センターにおける多職種の協働による親子支援 -臨床心理士の立場から-」
神戸大学大学院人間発達環境学研究科 学術Weeks2013
2014/02
 「子ども家庭福祉をめざした子育て支援と社会的性役割観」を主要テーマとして,オランダから研究者を招聘し行われたシンポジウム。
5 学会発表
(略)母親と子どもへの保健センターでの支援事例 -多職種の協働と母子保健事業のフル活用-
FOUR WINDS 乳幼児精神保健学会 第16回大会 (於:アステールプラザ.広島)
2013/11
 強い子育て不安を訴える母親とその子どもに対する、ある保健センターでの支援事例を臨床心理士の立場から報告する。保健師・保育士・臨床心理士を中心とした多職種間の協働と、保健センター内で実施される個別面接、親子教室(グループ遊び)、養育者を対象としたワークショップ「らくがきゲーム」等様々な母子保健事業をフル活用し、他機関との連携も経て、少しずつ親子関係が紡ぎ直されていった経過を報告し、母子保健領域ならではの親子支援について考察した。
6 学会発表
保健センターからの家庭訪問による親子支援と心理職
日本子育て学会  第5回大会
2013/08
「健やか親子21」開始時(2001 年度)と10 年後(当初の終了予定の2011 年度)に,全国保健センターを対象とした調査を実施したが,その結果のうち,「家庭訪問による親子支援と心理職」に焦点を当てて10年間の変化を検討した。
7 学会発表
出産後早期からの親子支援としての家庭訪問に関する研究-兵庫県の実態調査を通して-
日本子育て学会  第5回大会
2013/08
 乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業),養育支援訪問事業などがあるが,各事業の内容,訪問者の専門性などは多様である。こうした多様性が有するメリット・デメリットを兵庫県の全自治体を対象とした調査を通して探索的に検討した。
8 学会発表
「健やか親子21」と母子保健領域における心理職の役割
日本子育て学会 第4回大会
2012/11
 2001年度に厚生労働省が推進を開始した10年間の国民計画「健やか親子21(その後2014年度まで延長)」において提示されている課題の一つは、「子どもの心の安らかな発達の促進と育児不安の軽減」である。筆者は、「健やか親子21」開始時の2001年度と、当初の終了予定であった、10年後の2010年度に、全国の保健センターに勤務する母子保健担当の保健師と心理職とを対象に質問紙調査を行っている。10年間の調査結果を比較したところ、何らかの形で心理職が関わっている保健センターは、約15%増加している一方、心理職の常勤職は増えていなかった。このことは、母子保健領域の心理職の支援モデルが欠如していることも理由として考えられる。
9 学会発表
Application of the ‘Squiggle Game (as Psychological Play Therapy)’ to a Workshop for the Enhancement of Infant Parenting; a trial for activating parent’s intuition, playfulness and imagination
PECERA (Pacific Early Childhood Education Research Association).13th Annual Conference
2012/07
 保健センターや子育て支援拠点における子育てセミナーにおいて実施した、通常は心理療法で行われるスクイグル・ゲームを養育者間に応用した援助実践について、事例研究を行った。
10 学会発表
スクイッグル・ゲームを応用した乳幼児とのかかわりを学ぶ親セミナー -地域子育て支援拠点(ひろば型)における実践事例から-
FOUR WINDS(乳幼児精神保健学会)第14回大会
2011/11
 神戸大学が運営する地域子育て支援拠点(ひろば型)において「パパ・ママのためのコミュニケーション・ワーク」と題した親セミナーを実施した。未だ言葉も不十分な乳幼児と関わる際には、「直感・遊び心・想像力」といったものが必要であると考えられるが、こういった力がスムーズに働かない保護者の存在が目立つようになってきた。そこで、従来から子どもの心理療法場面で使用されてきており、「直感・遊び心・想像力」を活性化すると期待されるスクイッグル・ゲーム(D.Wウィニコット.1971)をセミナーに応用する試みを報告した。
11 学会発表
Roles of Child-care Professionals in Child and Parent Support; through a case study of the collaboration with other professionals at a municipal public health center
PECERA(Pacific Early Childhood Education Research Association). 12th
2011/07
   日本では、幼稚園教諭資格や保育士資格を有する保育者は、幼稚園や保育園に勤務することが一般的である。しかし、これら保育者の一部は保健センターに勤務し、そこでは、幼稚園や保育園に勤務する保育者とは異なる役割を果たしている。ある保健センターに勤務する保育者1名を対象に面接調査を実施した結果、役割ごとに親子に対するアプローチが異なっていることが明らかとなった。この違いを構造的に図式化したものを提示しながら、保育者の母子保健領域における子育ち・子育支援の新たな可能性について言及した。
12 学会発表
子育て教室におけるスクイッグル・ゲームの応用 - 直感・遊び心・想像力を活性化する試み -
日本発達心理学会 第21回大会
2010/03
 乳幼児期の子どもとのかかわりがスムーズにできない保護者のために、スクイッグル・ゲームを応用した実践について報告した。
13 シンポジウム
Support for Children and Parents in Japan
アジア円卓研究会 Tam Ly Hoc Psychology
2005/08
日本の深刻な子育て事情を概観した上で、現在、子育て不安への予防的な観点からも行われている「子育ち・子育て支援」の例として、中高生と乳幼児の交流体験や、発表者が一般の親に対して試みているコミュニケーション支援などについて紹介した。
14 シンポジウム
「子育ち・子育て支援」における理想の家族・親イメージのあきらめと創造
日本保育学会 第57回大会
2004/05
 大会準備委員会企画シンポジウム「今までの<家族>、これからの<家族>」に、シンポジストとして招聘された。 保健所・保健センターにおける援助実践経験をもとに、乳幼児の子育て期を中心とした現代の家族に必要な援助について考察した。 親に対する「子育て支援」と子どもに対する「子育ち支援」は,必ずしも一致しないこと,そして,これからの家族援助を考える際には,「子育ち・子育て支援」という時には相矛盾する親子双方への支援が必要であることを改めて提言した。
15 学会発表
一歳半健診における個別相談の主訴と対応をめぐって-今後の子育て支援の手がかりに-
日本発達心理学会 第15回大会
2004/03
 保健センターによる親子へのかかわりの大きな窓口の一つとなっている、「一歳半健診」において行われている「生活相談」を取り上げる。健診は身体発育・精神発達のチェックを主な目的として開始されたものであるが、「生活相談」では、それに留まらず、多岐にわたる相談が寄せられる。本研究では、今後の対応の手がかりとするために、この「生活相談」で実際親によって語られた相談内容(主訴)とそれへの対応のあり方を分析した。
16 学会発表
地域における子育ち・子育て支援 -事例検討を通した異職種間のコラボレーションに関する理解-
日本発達心理学会 第14回大会
2003/03
ラウンドテーブルの企画・話題提供者。ある家庭訪問による援助を協働して行った異職種チームのスタッフら(保健師・保育担当者)と共に、事例に関する幾つかの場面について検討し、子育ち・子育て支援における異職種間のコラボレーションについて考えた。
17 学会発表
地域での子育ち・子育て支援 -保健センターにおける心理職の役割に関する実態調査報告-
日本小児保健学会 第49回大会
2002/10
 地域における子育て支援の中心機関として新たに位置づけられた保健センターにおいて、心理職がいかに貢献しうるかを考えるにあたり、現状把握 を行った。
18 学会発表
地域における子育ち・子育て支援の可能性 -ある保健センターでの試み その(2)-
日本発達心理学会 第12回大会
2001/03
 母親が次子を妊娠・出産する時期に、親と長子との関係が、危機的な状況に陥る事例が認められるが、この時期の親子は、援助機関とは疎遠になりがちであると言われている。ある保健センターでの相談記録をもとに、次子の妊娠・出産と長子にまつわる相談の中断との関係を明らかにした。
19 学会発表
地域における子育ち・子育て支援の可能性 -ある保健センターでの試み その(1)-
日本発達心理学会 第12回大会
2001/03
 臨床心理士が関わるようになった1歳半・3歳半乳幼児発達健診2年間分について、相談内容とその後の経過を分類し検討した。
20 学会発表
心理的援助における援助側のアセスメントの必要性 -保健センターから家庭訪問に出向いた事例をもとに-
日本心理臨床学会 第19回大会
2000/09
 深刻な子育て不安を訴えた母親とその子等に対して、保健センターという機関の特性を十分に活かすことによって可能になった、危機介入的な援助の事例を検討した。
21 学会発表
乳幼児とその親に対する心理的援助の可能性 -K保健センタ-での試み その(2)-
日本発達心理学会第11回大会
2000/03
 K保健センターでは、子育て支援の一環としてグループワークを行っている。その際配布する保健師手製の「ひとことノート」に綴られた、様々な保護者の思いを分析した。
22 学会発表
乳幼児とその親に対する心理的援助の可能性 -K保健センタ-での試み その(1)-
日本発達心理学会 第11回大会
2000/03
 K保健センタ-で実施している心理的援助と、従来の心理療法(親子並行面接)とを、「治療構造を抱える枠組み」(瀬々倉1999)の観点から比較し、親子を心理的に援助する場合にも、「治療構造を抱える枠組み」の相違によって、全く違った関わりが生じることを明らかにした。
23 学会発表
乳幼児発達相談にみられる親子のズレ -K保健センターにおける最近5年間の分析 -
日本発達心理学会第10回大会
1999/03
 従来、保健所等で行われていた母子保健事業は、子どもの発達促進に重点がおかれてきたが、子どもの発達の度合いと親子が心理的援助を必要とする度合いとは、必ずしも一致しないことをK保健センターにおける援助実施記録をもとに、明らかにした。
24 学会発表
M子との遊戯療法過程 -対象関係論的観点から-
日本心理臨床学会 第13回大会
1994/09
 独特の言語体系と体験世界を有するM子との遊戯療法過程全86回を対象関係論でいう、転移現象、投影性同一視の概念を手がかりに考察した。
25 学会発表
「嫌なことがあると胸が痛くなる」と訴えるY子の遊戯療法過程 -対象関係論におけるholdingの観点から-
日本心理臨床学会第12回大会
1993/12
 ある小児科医院において初めて行った遊戯療法事例をもとに、心理療法におけるアクシデントの積極的活用と、相談機関におけるスタッフ連携の重要性について考察した。