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 文学部
 史学科
 
准教授
箱田   恵子
HAKODA Keiko

その他の所属・職名
文学研究科 史学専攻博士前期課程 指導教員

取得学位
博士(文学)、京都大学、2006年3月23日     

学生及び受験生へのメッセージ
史料を読み解く楽しさを一緒に味わいましょう。   

研究分野
東洋史 

キーワード
中国、近代、外交 

著書
出使日記の時代―清末の中国と外交  名古屋大学出版会    2014  岡本隆司、箱田恵子、青山治世    近代中国史研究、とくに思想史研究の基本的史料群として扱われてきた出使日記を、共同研究によって網羅的に収集、分析し、編纂過程をたどることで、その史料的性質を明らかにするとともに、その成立に反映される清国在外公館のありようと清末中国外交の性質を論じた。 
外交官の誕生―近代中国の対外態勢の変容と在外公館  名古屋大学出版会    2012      19世紀後半に設立された清国在外公館とそのスタッフに注目し、本国の地方洋務機関との共通性を指摘し、在外公館において近代外交が受容され、職業外交官が形成されていく過程について、外交交渉と人事の実態とを考察することで、「洋務」から「外務」・「外交」へと至る近代中国外交の展開と特質を明らかにした。 
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論文
英露対立と薛福成-パミール交渉への対応を中心に―  宮城教育大学紀要  大学・研究所紀要  単著  49, 79-90  2015        中央アジアでの英露対立は清朝を巻き込み、1892年秋より露清間で国境画定交渉が行なわれた。パミールへの領土拡張を要求した清朝の方針は、イギリスと共同でロシアに対抗したものと捉えられてきた。だがそれは、清朝の同盟国としての利用価値を疑ってはこの地方の安定を乱すイギリスの動きを警戒した駐英公使・薛福成の主張によるものだった。清朝の積極姿勢はイギリスにその存在価値を認めさせるためであり、またそれが英露の勢力圏合意形成を促す作用を果たしたのである。 
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研究発表
学会発表  従”調査”到”外交”―駐外公館”随員日記”研究  第六届近代中外関係史国際学術研討会―世界歴史進程中的近代中国:互動及其影響  2016/08/20  清末に海外に駐在した随行員らの出使日記を系統的に検討し、随員日記の性格の変化を通じて、清末中国における近代外交の形成過程を確認したもので、共著『出使日記の時代』第8章の内容を基に加筆訂正の上、中国語で発表した。 
学会発表  清朝外交官の国際認識と国際法観  2014年度広島史学研究会大会  2014/10  本報告は20世紀初めの清朝外交官の門戸開放主義への対応を、19世紀後半以来の清朝外交官の国際認識と国際法受容の流れの上に位置づけ、まず国際法を援用し列強の勢力均衡に対応しようとした薛福成の国際法観を確認した。その上で、1909年の日本との満洲懸案問題のハーグ仲裁裁判への付託問題と、この交渉と対になっていたロシアとのハルビン協定締結交渉に焦点をあて、清末外交の国際法受容、および門戸開放主義への対応のあり方と中国外交の変化について見通しを述べた。 
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