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 発達教育学部
 児童学科
 
教授
瓜生   淑子
URIU Yoshiko

名誉教授授与大学名
奈良教育大学

その他の所属・職名
発達教育学研究科 児童学専攻修士課程 指導教員
発達教育学研究科 教育学専攻博士後期課程 指導補助教員

取得学位
博士  京都大学  1996/09/24 

学生及び受験生へのメッセージ
日々の社会での出来事にも目を向けながら、子どもの発達や子育てについて一緒に考えていきましょう。   

研究分野
発達心理学 
言語発達心理学 
聴覚障害児教育 
家族社会学 
ジェンダー 

キーワード
統語発達 聴覚障害児の言語獲得 心の理論の獲得と自我発達 子どものウソ パーソナリティ発達 育児意識 

著書
少子化時代の「良妻賢母」-変容する現代日本の女子と女性と家族-  新曜社  38-110、305-336  2014/07  高橋登・清水民子・瓜生淑子     
保育実践と発達研究が出会うとき  かもがわ出版  143-162  2006/06  清水民子・高橋登・西川由紀子・木下孝司・瓜生淑子他     
言語発達とその支援  ミネルヴァ書房  204-216  2002/08  岩立志津夫・小椋たみ子・綿巻徹・内田伸子・岡本夏木・飯高京子・瓜生淑子・小山正     
格助詞獲得の時期と過程に関する発達的研究  風間書房  1-135  1997/12  瓜生淑子     
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論文
母親の育児肯定感の規定要因ー「家庭優先か、それとも・・・」を巡る希望と現実の狭間でー  東京大学社会学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター 2015年度参加者公募型二次分析研究会「子育て支援と家族の選択」研究成果報告書  その他  単著    2016/03  瓜生淑子      子ども・子育て支援新制度の本格実施を前に、2015年に子育てニーズ調査が各自治体で実施された。このうち、データ提供のあった近畿地方A市の個票データを元に、「ワーク・ライフ・バランス憲章」(2007年)に関連する質問-仕事・家庭生活等の生活時間の内、何を生活の中心におくか(希望/現実)の一致・不一致を問うている設問に着目し、母親の「育児肯定感」に影響する要因について分析を行った。その結果、重回帰分析では、「ライフスタイル(希望/現実)の一致」等が「育児肯定感」の説明変数として指摘できた。さらに母親の就労状況別に見たが、この一致要因の影響は、フルタイム・パートタイム・専業主婦の3群別でもほぼ確かめられた。これらの結果を、若年女性の家庭回帰傾向が指摘される今日的状況のもとでの、就労選択等の生き方をめぐる母親の希望と現実をめぐる葛藤という視点から考察した。 
実践段階に入った聴覚障害児教育における手話の早期導入  奈良教育大学紀要  大学・研究所紀要  単著  61/ 1, 55-70  2012/11  瓜生淑子       
認定こども園成立と幼稚園・保育所制度  奈良教育大学紀要  大学・研究所紀要  共著  57/ 1, 81-94  2008/10  瓜生淑子・川端美沙子      行財政改革の一環としての「幼保一元化」構想が「認定こども園」成立へとつながっていく経過をまとめ、その経過の中でおこってきた「教育」と「保育」の切り離しや「直接補助方式」の導入のねらいについて批判的に検討した。 
嘘を求められる場面での幼児の反応:誤信念課題との比較から  発達心理学研究  学術雑誌  単著  18/ 1  2007/04  瓜生淑子       
幼児期の「対象語-行為語」項文の理解のてがかりについて-格助詞ヲ、ニの獲得の時期的ずれの検討から-  教育心理学研究  学術雑誌  単著  43, 287-296  1995/09  瓜生淑子      幼児が「対象語-行為語」構文中の格助詞ヲ、ニを区別して理解できるかを動作で答える方法で検討した。3歳児では全てをヲであるかのように実演する対象格優先傾向がみられ、格理解における動作的経験の重要性が示唆された。 5歳児はヲとニを弁別して反応でき、この頃になると、統語的ルールとしての格助詞を手がかりに文理解をすることなどが明らかにされた。 
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研究発表
学会発表  手話と口話を併用する幼児のバイモダルな表現事例の検討  日本発達心理学会第26回大会  2015/03/21   聾学校での教師の個別指導場面における 3歳女児の音声言語と手話の併用状況について分析した。自発的発話(28発話)の内、8発話は、どちらか一方のモダリティ(wordもしくはsign)によるものであり、残る20発話は1発話内に2つのモダリティによる表現が混在するものであった(code-blending)。手話と口話の不一致表現(12発話)の特徴から、統語獲得期にある幼児にあっては、それぞれのモダリティごとにまとまりを持った統語構造を並行して学んでいる可能性が示唆された。      
学会発表  Lying and Theory of Mind: Young Chilrdren's Responses to a Deception Task  the 16th European Conference of Developmental Psychology  2013/09/05  3歳半~4歳半迄の幼児137名に、「心の理論」の獲得を見る標準的な誤信念課題よりも子どもにファミリアな課題として、アンパンマン課題を実施し、アンパンマンを助けるためにウソをつけるかを見た。 5歳児群では正答率は90%となったが、3歳児群では30%程度で、とくに4歳未満児ではウソをつくのが難しいことが確認された。ロジスティック回帰分析では、この課題の正答率は、認知的な能力に加えて、母親調査から示されたゲームや遊びでのだまし行為の背景に想定される、社会的・実践的な能力から説明されることがわかった。他方、パーソナリティ特性として、母親回答から抽出された非第一子的性格(自己主張の強さ・のびやかさ)がウソをつくという課題遂行において有利に働くとした予想は、第一子の方が認知的に高い成績を示す傾向が見られたことの影響か、明確には確認できなかった。 
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