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 発達教育学部
 教育学科 心理学専攻
 
教授
岩原   昭彦
IWAHARA Akihiko

1971年生まれ

その他の所属・職名
発達教育学研究科 心理学専攻博士前期課程 指導教員

職歴
樟蔭東女子短期大学専任講師  2002/04-2006/03 
樟蔭東女子短期大学助教授  2006/04-2009/03 
和歌山県立医科大学保健看護学部准教授  2009/04-2017/03 

出身大学院
名古屋大学  博士後期  人間情報情報学研究科  社会情報学専攻  2002/03  単位取得満期退学  国内   

出身学校
関西学院大学  文学部  心理学科  1994/03  卒業  国内   

取得学位
博士(心理学)  名古屋大学  2008/02/29 

賞罰(賞)
和歌山県立医科大学優秀教員賞  2015/07 

研究分野
神経心理学 
健康心理学 

キーワード
高次脳機能
認知症予防
健康増進行動
ポジティブ心理学
well-being 

研究テーマ
中高齢者の高次脳機能の低下防止  認知加齢、認知症予防    中高齢者が高次脳機能を維持する要因を長期縦断研究により検証している
循環器疾患患者のアドヒアランスの向上  循環器疾患、アドヒアランス、行動変容、ポジティブ心理学介入   
看護師の離職防止に対する心理学的介入  共感疲労、ポジティブ心理学介入   

研究費
長期縦断研究に基づく個人差を反映した高次脳機能維持のための介入プログラムの開発  2017-2021  科学研究費  基盤研究(B)一般  科学研究費助成事業   
長期縦断研究に基づく地域在住高齢者における認知機能と関連する運動機能評価法の同定  2017-2019  科学研究費  基盤研究(C)一般  科学研究費助成事業   
ポジティブ心理学介入法の実証システムの構築  2016-2018  科学研究費  基盤研究(B)一般  科学研究費補助金   
中高年者の知的活動と認知機能の低下防止との関連性を検証する包括的コホート研究  2013-2015  科学研究費  基盤研究(C)一般  科学研究費補助金   
中高年者の高次脳機能に関する長期縦断的資料を基盤とする神経心理学研究  2011-2015  科学研究費  基盤研究(B)一般  科学研究費補助金   
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著書
よくわかる高齢者心理学  ミネルヴァ書房  -73, 90-99, 198-199  2016/06  佐藤眞一,権藤恭之(編著)    老年心理学の中でも特に,高齢者の認知機能について解説している。高齢期には認知機能が低下するものではあるが,一部の高齢者は若い頃と同程度の認知機能を維持することができる。高齢期における認知機能の個人差についての最新の知見を紹介した。認知の予備力や終末低下,コミュニケーションの苦境モデルといった神経心理学的な研究を本邦の書物としては初めて解説した。欧米の医学との学際的な研究動向を紹介することで,今後の老年心理学のあり方について議論している。 
幸せな高齢者としての生活  ナカニシヤ出版  3-18  2009/07  八田武志,唐沢かおり(編著)    高齢者を取り巻く問題を認知心理学的,社会心理学的,環境心理学的観点より概説した入門書である。本書では,高齢者の記憶の特性について解説している。そこでは,高齢者の記憶機能の全般的特徴および高齢者の記憶機能の低下要因に関わる認知心理学的研究および神経心理学的研究を紹介している。高齢者の記憶が若年者の記憶とどのように異なっているのかを重要な研究結果をもとに解説している。また,どのようにすれば高齢者の記憶機能を維持しやすいような社会環境を作ることができるのかについて考察を加えた。 
Contemporary Issues of Brain, Communication, and Education in Psychology  Union Press  189-207  2009/03  Kazuhito Yoshizaki & Hisao Ohnishi(Eds.)    パラ言語情報の解読実験を中心に紹介している。パラ言語情報は,プロソディー,絵文字の使用,表記形態の工夫,書体の工夫によって操作された。その結果,プロソディーと絵文字によって符号化された感情的意味情報は高い確率で解読されることが明らかになった。一方で,表記形態の工夫および書体の工夫によって符号化された感情的意味情報はうまく解読されないことが明らかになった。 
学習心理学の最先端  あいり出版  38-49  2008  多鹿秀継(編著)    学習心理学に関わる概説書である。本書では,動物心理学,認知心理学,教育心理学の各分野で行われてきた学習に関わる研究が解説されている。本書の中で,学習の転移に関して記述した。学習の転移に関わる諸問題を,学習科学的観点や認知心理学的観点から解説した。学習の転移という問題が,学習心理学的研究からいかにして認知心理学的な研究へと移行していったのかについて,また,学習の転移という現象とメタ認知がどのように関わっているのかにつて詳述した。 
神経文字学  医学書院  72-92  2007/10  岩田誠(編著)八田武志,岩原昭彦,川上綾子    日本語の読み書きの脳内機構に関する概説書である。本書の中で,表記形態の文字学について記述した。本書では,日本語に特異な表記形態の多様性が,読み書きにどのような影響を与えているのかに関する認知心理学的研究を紹介した。特に,日本語の読みにおける表記の親近性効果に関わる我々の実験や日本語の書字における表記の適合性効果に関わる我々の実験を中心に紹介した。そこでは,なぜ日本語が多様な表記形態を併用するようになったのか,多様な表記形態が脳内でどのように処理されているのかについて解説した。 
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論文
姿勢維持能力と前頭葉機能との関連について―八雲研究における縦断資料による検討―  人間環境学研究  学術雑誌  共著  14/ 2, 109-114  2016/12  岩原昭彦,八田武志,加藤公子,堀田千絵,伊藤恵美,永原直子,八田武俊,八田純子,藤原和美,長谷川幸治      D-CATの縦断的資料を基に,認知機能を維持している群と低下させている群とに対象者を分割し,姿勢維持機能検査の縦断的成績を比較した。認知機能を低下させている群の対象者の方が姿勢維持機能の低下が激しいことが明らかとなった。小脳―視床―基底核と前頭葉とが強い関連性をもつことが,本研究に結果からも示唆された。バランスを訓練することが前頭葉機能の維持に有効であることを神経心理学的に裏付けることができた。 
住民健診を対象とした短縮版MMSE(SMMSE)の有用性と妥当性  人間環境学研究  学術雑誌  共著  14/ 2, 101-108  2016/12  岩原昭彦,八田武志      MMSEの短縮版が完全版のMMSEと同程度の感度と特異度を持つかを検証した。短縮版のMMSEは完全版のMMSEとほぼ同質のものであるとみなせることが明らかとなった。しかしながら,カットオフ値を1点高く設定しなければ,完全版ほどの感度と特異度を確保できないことが同時に明らかとなった。カットオフ値を考慮すれば,MMSEの一部を実施するだけで認知症をスクリーニングできる可能性があることを示した。 
Age and gender differences in the influences of eNOS T-786C polymorphism on arteriosclerotic parameters in general population in Japan  Enviromental Health and Preventive Medicine  学術雑誌  共著  85/ 6, 540-548  2016/07  Marowa Hashimoto, Nobuyuki Miyai, Sonomi Hattori, Akihiko Iwahara, Miyoko Utsumi, Mikio Arita, Tatsuya Takeshita      内皮型一酸化窒素合成酵素に関わるT-786Cの遺伝子多型が動脈硬化指標に及ぼす影響について検討した。T-786Cを有しない女性は脈波増大係数で調整した心拍数が65歳以下の対象者で低下すること,脈波伝播速度が65歳以上の対象者で低下することが明らかとなった。また,T-786Cを有しない男性は65歳以上で脈拍が高くなった。T-786C遺伝子が動脈硬化と関連することが明らかとなった。 
Effect of metabolic syndrome components and their clustering on carotid atherosclerosis in a sample of the general Japanese population  Hypertension Research  学術雑誌  共著  39, 362-366  2016/05  Chiaki Hirata, Nobuyuki Miyai, Ayaka Idoue, Miyoko Utsumi, Sonomi Hattori, Akihiko Iwahara, Yuji Uematsu, Mitsuru Shiba, Mikio Arita      頸動脈内膜中膜肥厚がアテローム頚動脈硬化に及ぼす影響を検討した。年齢,喫煙習慣,LDL-C,HbA1Cおよびメタボリックシンドロームの背景因子(SBP,DBP,HDL-C,FBG)と頸動脈内膜中膜肥厚との関連性を重回帰分析によって検討したところ,年齢,喫煙習慣,LDL-C,HbA1Cが頸動脈内膜中膜肥厚と関連していた。 
中高年者における高次脳機能,信頼感と騙されやすさの関連  心理学研究  学術雑誌  共著  35/ 6, 540-548  2016/02  八田武俊,八田武志,岩原昭彦,八田純子,永原直子,伊藤恵美,藤原和美,堀田千絵      中高年者における高次脳機能と騙されやすさとおよび信頼感の関連性について検討した。信頼感と神経心理学検査の結果は正の相関を示すとともに,騙されやすさと神経心理学検査の結果は負の相関を示した。二項ロジスティック回帰分析の結果,騙されやすさは高次脳機能と関連をもたなかったが,信頼感は関連を持つことがあきらかとなった。 
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研究発表
学会発表  Prenatal sex hormone exposure (2D:4D) and cognitive functions in middle aged and older adults  International Neuropsychological Society Mid-Year Meeting 2016  2016/07  胎児期に浴びた男性ホルモン量の指標である指比と高次脳機能との関連性について検討した。胎児期の男性ホルモンの分泌が高かったと推定される高齢者の神経心理学検査の成績が高いことが明らかとなった。 
学会発表  中高齢者の高次脳機能と生理機能との関連(1) -匂いの識別能力と高次脳機能との関連性-  日本心理学会第79回大会  2015/09  匂いの識別能力と高次脳機能との関連性について検討した。後期高齢者では匂いの識別能力が低下していると,高次脳機能の低下が生じていた。 
学会発表  笑い・ユーモアが高次脳機能に及ぼす影響  日本心理学会第79回大会  2015/09  笑いやユーモアが高次脳機能に及ぼす影響について検討した。笑う頻度が高い高齢者や,ユーモアを高頻度で使用する高齢者の高次脳機能が維持されやすいことが明らかにされた。 
学会発表  Not Motivational Reserve but Cognitive Reserve Acts as a Buffer of Cognitive Decline  International Neuropsychological Society Mid-Year Meeting 2015  2015/07  知的な活動と知的な活動に従事しようとする動機づけのどちらが高次脳機能の維持に影響しているのかについて検討した。動機づけの方が知的な活動自体よりも高次脳機能の維持には重要であることが明らかとなった。 
学会発表  起立性低血圧は認知機能を低下させる場合と向上させる場合とがある  第37回高血圧学会  2014/10  起立性低血圧と認知機能との関連性について検討した。自律神経機能が低下している高齢者の認知機能はそうでない高齢者よりも低下することが明らかにされた。 
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受賞学術賞
日本高血圧学会高血圧診療サポート研究優秀賞  2012/05  国内 
人工知能学会研究会優秀賞  2003/06  国内 
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担当授業科目
大学  心理学入門演習 
大学  心理学文献講読Ⅰ 
大学  教養科目B(心とからだ3) 
大学  心理学演習Ⅰ 
大学  心理学演習Ⅲ 
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所属学会
日本高血圧学会 2016/09-現在  国内
International Positive Psychology Association 2016/01-現在  国内
看護研究学会 2015/04-現在  国内
認知症予防学会 2015/04-現在  国内
The Gerontological Society of America 2012/01-現在  国内
International Neuropsychological Society 2010/01-現在  国内
日本健康心理学会 2006/04-現在  国内
研修委員会副委員長 2013-現在
日本神経心理学会 2004/04-現在  国内
日本心理学会 1994/08-現在  国内