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 文学部
 外国語準学科
 
講師
藤原   美沙
FUJIWARA Misa

1981年生まれ

職歴
大谷大学・任期制助教  2015/04/01-2016/03/31 
大谷大学・任期制講師  2016/04/01-2018/03/31 

出身大学院
京都大学  修士  文学研究科  文献文化学専攻ドイツ語学ドイツ文学専修  2008/03/31  修了  国内   
京都大学  博士後期  文学研究科  文献文化学専攻ドイツ語学ドイツ文学専修  2011/03/31  その他  国内   

取得学位
博士(文学)  京都大学  2014/03/24 

学生及び受験生へのメッセージ
18、19世紀のドイツ語圏文学に登場する「子ども」の描かれ方、作中における役割について研究しています。私たちが成長する過程で習得してきたもののひとつが言語です。
これから新たに言語を学ぶということは、その国の文化、社会に触れるということでもあります。はじめてドイツを学ぶ人も、そうでない人も、言語を通した異文化体験を一緒に楽しみましょう。   

研究分野
ドイツ語圏文学 

キーワード
18、19世紀ドイツ語圏文学における「子ども」像 

研究費
シュティフターとシュトルムの文学における「障がい児」像  2015-2017  科学研究費  研究活動スタート支援  科学研究費助成事業   
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著書
かしこく学ぶドイツ語 Deutsch, so einfach!  同学社    2018/02  倉田勇治 / Thomas Stahl / 藤原美沙     
由比俊行編『〈かけがえがない〉とはどういうことか?――近現代ドイツ語圏文学における交換(不)可能性の主題』(日本独文学会研究叢書128号)    14-24  2017/09       
Nachleben der Toten / Autofiktion  Iudicium  117-127  2017/03  Hrsg. v. der Japanischen Gesellschaft für Germanistik. Unter der Leitung v. Hiroshi Yamamoto und unter Mitw v. Mechtild Duppel-Takayama, Arne Klawitter, Masanori Manaba, Thomas Pekar und Thomas Schwarz.     
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論文
歪められたロマン主義的「子ども」――シュティフターの『電気石』における少女の「障がい」について  大谷大学西洋文学研究会『西洋文学研究』  大学・研究所紀要  単著  36, 25-41  2016/07        アーダルベルト・シュティフターの『電気石』(1853)に登場する少女の「大きな頭部」という身体的奇形と精神的発達遅延描写に着目し、医学的あるいは社会的見地からすれば障がい児として捉えられる彼女を文学的表象として考察した。彼女が「障がい」を抱えていることにより、ロマン主義的「子ども」像を歪んだかたちで再創出しているだけでなく、ロマン主義的「子ども」像と現実社会におけるあるべき子ども像が交錯することなく混在し、その歪みが少女の「障がい」として眼前に提示されていることを明らかにした。 
アイヒェンドルフの文学における「子ども」像(博士論文)    その他  単著    2014/03        アイヒェンドルフの主要文学作品を年代順に取り上げ、これまで本格的に研究対象とされることがなかった「子ども」像をテーマに読み解き、「子ども時代」や「子どもらしさ」こそがアイヒェンドルフ文学全体を貫く重要な役割を果たしていることを明らかにした。 
想像力・読書・教育――アイヒェンドルフの『予感と現在』における「子ども」に関する諸問題  京都大学大学院独文研究室研究報告刊行会『研究報告』  大学・研究所紀要  単著  27, 1-26  2014/01        アイヒェンドルフの長編小説『予感と現在』(1815)を取り上げ、「子ども」の教育に対する見解、読書による「子ども時代」の再創造の可能性、エルヴィンという子ども描写における不安定さを検証した。本作内ですでに、「子ども」や「子ども時代」は、もはや理想像としては機能せず、現実を意識したうえで逐次的に再創造されるべきものとして、アイヒェンドルフが捉えていることを明らかにした。 
俗物と詩人を超えて――アイヒェンドルフの『のらくら者の人生から』における「子どもらしさ」の考察  日本独文学会京都支部『Germanistik Kyoto』  学術雑誌  単著  14, 21-38  2013/07        アイヒェンドルフの『のらくら者の人生から』(1826)における、主人公が有する「子どもらしさ」を考察し、現実社会の未熟な存在としての子ども像が投影されていることを明らかにした。そして、この現実的子ども性を内包した主人公が世界をさすらうことで、「俗物世界」と「詩人たちの世界」が、対立するのではなく共存するものとして提示されていることを明らかにした。 
「すべての声がともに春をつくる」――アイヒェンドルフの『大理石像』における「子ども時代」の再現  京都大学大学院独文研究室研究報告刊行会『研究報告』  大学・研究所紀要  単著  26, 47-69  2012/12        アイヒェンドルフの『大理石像』(1819)を、イメージと聴覚を通した「子ども時代」再現の試みとして読み解いた。舞台となるルッカは、過去と現在のはざまの場となり、他の登場人物たちとのかかわりを通して、フローリオの「子ども時代」が「いま」において再現される。その際、「子ども時代」に明確なイメージを与えることの難しさと、聴覚による「子ども時代」との強固な結びつきが描かれていることを明らかにした。 
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研究発表
学会発表  『白馬の騎手』における「空の器」としての子ども――文学における「子ども」像の変遷にみる「ヴィーンケ」  日本シュトルム協会2017年秋例会  2017/12/02  ドイツ語圏文学における「子ども」像という観点から、詩的リアリズムの作家テオドア・シュトルムの『白馬の騎手』(1888)における、主人公ハウケ・ハイエンの一人娘「ヴィーンケ」の描写を検証し、彼女が空虚な器として作中で機能することで、「理解不可能な他者」としての「子ども」像を確立していることを考察した。 
学会発表  シュティフターの『アプディアス』における「盲目」について――ヘルダー受容の観点から  日本ヘルダー学会2016年度秋季研究発表会  2016/12/11  アーダルベルト・シュティフターの『アプディアス』(1842)における、盲目の少女ディータの感覚発達描写を検証しながら、盲人である彼女が形成する世界と、周囲の視覚優位のそれが、最終的には仮象として提示されていることを、シュティフターのヘルダー受容の観点から考察した。 
シンポジウム  シュティフターの『アプディアス』における〈かけがえのない〉存在――「等価/不等価交換」の観点から  日本独文学会2016年秋季研究発表会シンポジウム「〈かけがえがない〉とはどういうことか?――近現代ドイツ語圏文学における交換(不)可能性の主題」  2016/10/22  アーダルベルト・シュティフターの『アプディアス』(1842)を考察対象とし、本作が執筆された19世紀前半から半ば――貨幣による価値の均一化と人間のそれが結び付く――という時代背景を顧慮しながら、金銭と品物の交換を生業として利潤を得る本作の主人公・商人アプディアスの行動に着目した。その際、アプディアスが盲目の娘ディータに向ける「かけがえのなさ」が、どのように作中で発生し、形成され、そして消滅するのかを検証した。 
学会発表  幻想・教育・社会化―― シュティフターの『電気石』における受け皿としての「子ども」  大谷大学西洋文学研究会2016年度研究会  2016/09/16  アーダルベルト・シュティフターの『電気石』(1853)を考察対象とし、「穏やかな法則」から逸脱した「年金生活者/父親」と「大きな頭部の少女/娘」の描写について検証した。本作は彼らの内包する歪みを解消せずに保留することで、現実との隔たりを浮き彫りにし、物語としての不可思議さ、異様さ(幻想性)として演出している。 そのために「少女」は本作中で提示される教育、社会化、幻想という理念の受け皿とならなければならないことを本発表で明らかにした。 
学会発表  シュティフターの『電気石』における少女の障がいについて  阪神ドイツ文学会第219回研究発表会  2015/12/13  アーダルベルト・シュティフターの『石さまざま』のなかでも、異色なものとみなされてきた『電気石』を考察対象とした。特に身体的・知的障がいをかかえた少女に焦点をあてることで、その存在が父親の罪と狂気を理解しえないものへと昇華しながら、一種の救済をもたらしていることを明らかにし、ロマン派的「子ども」像との連続性を見出した。 
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担当授業科目
大学  ドイツ語ⅠA1 
大学  ドイツ語ⅢA1 
大学  ドイツ語ⅡA1 
大学  ドイツ語ⅢA3 
大学  言語と文化3 
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所属学会
日本シュトルム協会 2016/12-現在  国内
日本ヘルダー学会 2016/10-現在  国内
Theodor-Storm-Gesellschaft 2016/08-現在  国外
阪神ドイツ文学会 2015/04-現在  国内
日本アイヒェンドルフ協会 2009/03-現在  国内
ホームページ担当 2013/04-現在
Eichendorff-Gesellschaft 2009/03-2011/10  国外
日本独文学会 2008/11-現在  国内
文化ゼミナール実行委員 2015/04-2017/05
日本独文学会京都支部 2005/07-現在  国内
庶務 2016/04-2018/03