発表年月日 |
2014/10/05 |
発表テーマ |
環境移行後の女性高齢者の友人関係と主観的幸福感 -入居前後の生き方の差に着目して- |
会議名 |
第22回介護福祉学会大会 |
主催者 |
日本社会事業大学 |
単独共同区分 |
単独 |
発表者・共同発表者 |
鈴木依子 |
概要 |
在宅での生活に不安を抱える高齢者にとって、将来介護が必要になったとき,在宅ケアサービスを利用できるケアハウスは第2の自宅として,将来の介護に対する不安を払拭することにつながる.しかし一方で高齢期の住み替えに ついては,移行後の環境への適応に大きな困難が伴うといわれている.環境移行後に,可能な限り自立した生活を送り、将来に備えるためには,インフォーマルな社会関係としての友人関係が重要と考えられる.そこで施設入居とい う環境移行後の女性高齢者の友人関係が主観的幸福感に影響を及ぼしているかどうかについて検討することを目的とした. ケアハウス入居者の高齢期の生き方は,入居前より入居後のほうが「変化・挑戦志向」的生き方が低下していた.ケアハウスの入居者は,その環境への適応のために,生き方自体を変化させていることが分かった. 施設入居後の生き方が消極的な場合,施設内の友人関係が良好であれば主観的幸福感が高く,入居後の生き方が積極的な場合,施設外の友人関係が良好なものが主観的幸福感が高いことがわかった. |